1.ソフトバンク・ロボット・ワールド2017
https://www.softbank.jp/robot/special/robot-world/
2.日時:平成29年11月22日(水) 10:00-12:00
3.内容 基調講演;Technology編
(1)ソフトバンク・ロボッティックス 吉田さん
・7年前にSingularityをソフトバンク内で検討して決めた。
ー人間の脳をコンピュータが超える。すでにスパコン京は10の16乗
ーGoogleの創業者は、1000ドルのコンピュータが全人類の知恵を
超えるのが2045年と予測
ーAI/IoT/Robotの3本柱の時代になると予測し実施している。
・ロボットの進化段階
ー顔:接客
ー脚:清掃、警備、配膳、倉庫、配送
ー手:30年先で難しい
・Singularityの3つの誤解
①先の話と思っている:8年後の2025年には、自動運転が実現
業務AIも2025年になる。
②単純労働に影響を与える:手を使う、職人のところはロボットは向かない
ナレッジワーカが先にロボット、AIで置き換えできる。弁護士、医者
③職が奪われる。:仕事がうばわれるより、清掃などの人手不足のところを補完
ビジネスモデルを破壊的に再定義(uberのように)
(2)鈴木さん:仕事消滅の本を書いたコンサルタント
・スーパーコンピュータ京が10の16乗を達成したのは、2011年
・ディープラーニングが登場:2012年
・現在は、囲碁でコンピュータが勝つようになった
・仕事消滅の話
ーオックスフォードのオズボーンさんが20年後に49%の職がロボットに置き換わる
ーダボス会議では、5年以内に500万人の仕事が消滅
ー2022年にロボットタクシー
ー長距離ドライバー、タクシー(120万人)の人がいらない
ー現状はまだおもちゃと思っているひとが多いが??
ーデジカメの例で証明されフィルムはなくなり、kodakもない。
ーaiboが来年でるので期待。哺乳類の知恵を持っている。クラウドにつなぐ。
初代AIBOはトカゲの脳
ーアメリカは人工知能に1兆円規模で各社が投資(Google,MS,Amazon)
ー日本は、メカトロが強い(トヨタ:8000億投資)
ー日本の生き残る道は、ロボットかも
ー仕事がなくなるのではなく、楽になる。
ー技術は進化するが、社会の仕組みを変えられるかが課題(自動運転許可)
(3)MS、榊原CTO
・MSの機械学習の取り組み
・Cognitive service:APIでお手軽に始めやすい
・Azure ML:GUIで使いやすくした
・Microsoft R:統計処理のRのMS版。インメモリだけでなくストレージでBigdataを解析できる
・Cognitive Toolkit(CNTK):フレームワーク
・特徴:汎用でつかえるものを準備、業種毎は各社でカスタマイズ、テンプレートも準備
・MLなどで大変なのは、データの準備に8割の稼働がかかる。(クレンジング、正規化)
・Prefered networkと連携し、Chainerを動かしている
・ProjectMalmoで体験も学習できることを検討中
(4)Line 砂金さん(元MS)
・7100万人/日本のアクティブユーザで84%が毎日使っている
・ビジネスアカウント、Line@などで企業向けに提供
・ペッパーを使って、Lineの友達を作る成功モデルがある。31アイスクリーム
・chat botを使って自動応答:ヤマトの再配達
・自販機とLineのアプリが連携:顧客にクーポンなど:場所の売り上げ情報から、個人別売上決め細かくだせる
(5)吉田さんのまとめ
・Vertical first Mover:先行者が利益を得る
・日本は高齢化などの課題先進国で、チャンスかも
・AIなどのデータが重要