北陸新幹線延伸区間(金沢→敦賀)に乗車しました! | 乗りつぶしに行ってきた!

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2024年3月16日(土)

11時 東京駅

 

3月16日に北陸新幹線金沢敦賀まで延伸され、延伸初日に乗車しに東京へ。

東京発の一番列車だとかがやき501号は発売開始から4分、一番最初に敦賀に到着するつるぎ1号は30秒で完売したそうで、あえなく散ったわけですがはくたか561号敦賀に向かうことにしました。

はくたか561号東京発のはくたかの中で一番最初に敦賀に着く列車で一番列車という括りでははくたか561号もなんやかんやであてはまるわけで、楽々指定席を抑えることができました!

乗車当日に東京東北・上越・北陸新幹線改札にたどり着くと、見慣れない「敦賀」というLED表示に戸惑いを感じつつ

 

 

 
20番線ホームに上がるといつものE7系が停車していて、4号車に乗車。
ドア上の掲示板には敦賀行きと表示されていて、この頃になると不思議と戸惑いよりもワクワク感の方が優ってきていて、すぐに東京を出発。
 

 

東京11時24分→敦賀15時16分

はくたか561号

 

 

上野を出発後、E7系の車内チャイムに続いて自動放送で「敦賀」という駅名が聞こえ、車掌による各駅の到着予定時刻を聞いていると、「小松」や「福井」といった北陸本線に乗っていないと聞こえなかった駅名も聞こえてきて、さらにワクワクしながらも金沢まではこれまで通りの区間を進んで行きます。

見慣れた車窓が広がるので、上がってきた感情は金沢到着前までは抑えながら、高崎から先のトンネル区間は睡眠しつつ、

長野で乗務員が交代して、上越妙高からは管轄がJR東日本からJR西日本に代わって駅名標も緑から青に切り替わっていきます。

さらにトンネル区間を進み、糸魚川に到着する手前からそれまで北だった進路が西へと代わり、

今回は進行方向左側に座ったので、日本海は見えずでしたが左側だと立山連峰を目にすることができて、天気が悪いと全く見えないわけですが、この日は晴天だったので雪を被った山々を目にしながら富山に到着。

富山から先もしばらく山々と眺めていると、あっという間に金沢が近づいてきて急にこの日のメイン区間のことを考えていると金沢到着前のアナウンスが流れ、次の停車駅(小松)が読み上げられたことでいよいよ延伸区間に入ることを実感しました。

 

14時17分に金沢に到着。

既にホーム上での開業記念イベントは終わっていていつも通りながら発車掲示板を撮影する人が多くいる以外はいつも通りの光景でした。

14時19分に金沢を出発。前日までは必ず下車していたわけですが、さらに西へと進んでいきます。

金沢市街地を眺めていると、白山総合車両所への分岐箇所を通過して金沢から11分で小松に到着。

 

 

進行方向左側からだと駅舎の外の広場に展示用と思われる重機が飾られていて、駅名の通り小松製作所(コマツ)という建設機械のメーカーのお膝元でもあって駅前にはコマツ関連の建物が建てられていることから、

下車はしませんでしたが少し特殊な駅前広場になっていそうです。

 

小松を出発すると次第に湖(木場潟)が見えてくるようになります。

 

 
対岸をしっかり目にすることのできる広さで、さらにドーム形の建物(こまつドーム)も目にしたところで
 

 

加賀温泉に到着。

並行して走るIRいしかわ鉄道線(旧・北陸本線)よりも山側を走り、かつ高架区間を走行するのでこれまで見たことのない車窓を味わうことができて、金沢敦賀間では一番好きな区間になりました。

 

 

 
加賀温泉を出発するとしばらく走行して、金沢以西では初めてトンネル区間へ入り、二つ目のトンネルを抜けるとすぐに芦原温泉に到着します。
 

 
芦原温泉を出発すると7分で福井に到着するわけですが、到着前の車内放送で乗り換え案内をする際に九頭竜湖線が読み上げられているのが新鮮に感じました。
 

 

福井に停車して進行方向左側に目を向けると、えちぜん鉄道乗り場があるほか、駅に隣接して駅ビルが建っているわけですが、

高架化されている新幹線ホームと同じ高さにホームを見学できるようなスペースが設けられていて、

延伸開業初日ということもあって、かなり多くの人が集まって手を振る様子が印象に残りました。

 

 
福井を出発すると、終点敦賀から先、京都大阪に向かうサンダーバード米原名古屋に向かうしらさぎの乗り換え方法のアナウンスがあり、その前に間にできた唯一の新駅・越前たけふに到着。

 

 

越前たけふには開業前の昨年11月に駅舎の外観は見学済みで、開業初日にホームの雰囲気を列車内から味わい、残るは内装がどうなっているのか?いつの日か確認したみたいところです。

 

 

越前たけふを出発すると、終点の敦賀までは12分かかるわけですが、目の前に聳える鉢伏山といった嶺北の山々を通過するためにそのほとんどがトンネル区間になります。

 

 

並行して走るハピラインふくい線(旧・北陸本線)もご存じ北陸トンネルという12kmにも及ぶ長大トンネルを通るわけで、

北陸新幹線も同じく掘られた新北陸トンネルを通っていき、減速しながらトンネルを抜けると、

 

 
一瞬だけ進行方向右側に敦賀湾を目にしながら

 

 

終点の敦賀に到着。

 

 

敦賀まで延伸したことで東京から全区間乗車して面白いと感じたのは日除けのシェードを下げるタイミングが変わることで、

東京から糸魚川までは北向きに進む割合が高く、北西、北東と若干日差しが差し込む時があるものの、トンネル区間が多いのでシェードを下げる率自体が低いのですが、

糸魚川から金沢までは西に進むので、進行方向左側に座っていると日差しは容赦なく差し込み左側のシェード下げ率は高く、右側はほとんど下げていない状態でした。

ところが金沢から先は進路が南になるため、時間帯的に西に陽が傾くことから、今度は進行方向右側に日差しが差し込む状態となり、金沢を出発すると右側のシェードがどんどん下がり出すようになっていました。

北陸新幹線のルートがまるでクエスチョンマーク(?)のような形をしているためであって、新大阪までの全線開業はまだ先で、敦賀から先のルート次第では日差しが差し込み方が変わるので趣深いところです。

 

金沢から敦賀までの所要時間は57分ということで、速達型のかがやきであれば最速41分ということで、延伸前の旧・北陸本線を走っていた特急サンダーバードしらさぎであれば約75分かかっていたことを考えれば金沢敦賀の2駅間だけを移動するだけであれば、かなりの時間短縮につながったと言えます。

 

特急料金は特急時代であれば自由席で2,400円ほどで新幹線だと2,640円ということでほとんで大差ないので、金沢敦賀間の区間利用する客はそう多くはないと思いますが、この区間であればコスパは良くなっているように思えました。

 

東京からだと特急料金が多少高くなっているのは事実として、敦賀まで乗り換えなしで動けるのでとても楽になったのでメリットを感じました。

その一方で大阪名古屋から金沢というとこれまでは特急サンダーバードしらさぎで乗り換えなしで移動できていたのが敦賀で乗り換える必要があり、特急料金(指定席)は大阪金沢間だと1,620円上がったことからかなり不評のようで、今回は敦賀までの乗車だったので影響はなかったんですが、今度は大阪名古屋方面から金沢に実際に移動して煩わしさを体感してみたいところです。

金沢延伸時ではあまり感じなかったことですが、敦賀に降り立って駅前では盛大ではないながらもお祭りが行われていて、

地元の方が多かったからか?関西弁が多く聴こえて、改めて西に近いところまで来たんだと実感することができました。