毎年恒例の東京箱根間往復大学駅伝競争について感想を述べていきますので、よろしくお願いします。
今大会は昨シーズン3冠を達成して、今シーズンの出雲と全日本を優勝した駒澤が2年連続3冠を達成するのか?が最大の焦点で、
レース前は駒澤の優勝はほぼ確実で2位に何分差をつけて勝つのか?について興味を持って見始めたんですが、
最終結果は青山学院が2年ぶり7回目の総合優勝を大会新記録で達成しました。
全ては往路で決着していました。
3区は区間賞の走りで首位の駒澤に追いついて平塚で4秒リードを奪って、続く4区も区間賞で小田原で1分26秒にリードを広げて、
5区を終えて2分38秒差で往路優勝をして、
復路の青山学院は異様に強いのは把握済みなので、復路でジワジワと差を広げていくのは想定範囲内でした。
当たり前ですが個々の能力は非常に高く、得意の箱根にピーキングを合わせれた結果の圧勝劇で会心のレース運びでした。
駒澤は総合記録は10時間50分を切っていて、総合優勝してもおかしくないタイムだったので運が悪かったとも捉えられるんですが、
区間配置で”?”と思うことがありました。
12月29日の区間エントリーを見た時に補欠に回った篠原君を往路当日変更で4区に投入するものと思っていたんですが、
今シーズンの駒澤は出雲、全日本と全ての区間で1位を走っていて、箱根も継続しなきゃという考えがあったのか?1区に投入されていました。
箱根駅伝は他2レースと違って200km超と距離が長く1区は別に区間賞が取れなくても首位と1分差以内でつなげれば、駒澤くらいの強豪であれば十分挽回できるはずなので、就任1年目の藤田監督にはずっと首位にい続けなければならないプレッシャーが勝手にかかっていた結果、
山区間を除けばどこでも勝負ができる篠原君を少し出遅れても大して気にならない1区に起用してしまったのかな…と思いました。
当初のレースプランは1区~4区で2位と1分半~2分の差をつけて最終的に往路は1分程度のリードを持って復路で耐えようとしていたんですが、
2区で差を広げるどころか青山学院に13秒を詰められて、3区で太田君の脅威の追い上げを喰らって、4区で山川君の不調もあって万事休すで、4区で篠原君を入れておけば勝負はまだわからなかったような気がしました。
その他の大学だと東洋はレース前はシード権はさすがに厳しい気がしていたんですが、往路の区間配置が青山学院以上にはまっていて、
長い間監督を務めている経験が生きたような気がしました。
中央は優勝は厳しくも上位でレースを進めるものと思っていたんですが、往路は13位と思いのほか低迷。
往路終了後にレース直前に区間エントリーした16人中14人が風邪で体調を崩したことをカミングアウトしていて、
復路も巻き返せずシード落ちしてしまい、箱根がごまかしの効かないレースなわけで…
復路では7区区間賞を取っていて、もし完全体の中央だったらどこまで食い込めたか?スタートする前の準備や区間配置次第で結果が大きく変わることを認識することができました。
さて、我が母校は秋の予選会を勝ち抜いて2年連続29回目の出場で総合14位ということで、
予選会直前に色々あって監督が解任されて、指揮官不在の中で最後まで襷を途切れさすことなく、シード権争いには絡めそうで絡めないながらもテレビのシード争いの順位表ではギリギリタイム差が映るところ(2分22秒差)まで来たので、想像以上によく走ってくれたと思いました!
一応、強化を始まってから4年目を終えて、100回目の箱根駅伝に出場するという目標は前倒しで達成して、シード権もそう遠くはないところまで成果を残せたわけですが、学生主体で練習やレースに出続けるのは無理なことで、
(すでに後任の監督を探しているはずですが)しっかり指導ができて規律を守れる人を選んでもらって、
せっかく作った設備や選手を台無しにするようなことはないように継続的に強化が続くようにOBとして願うばかりです。
