2020年7月23日(木)
13時 湊川駅
1928年開業の神戸電鉄は(略称は"神鉄")初乗車になります。
新開地から一駅先の湊川までは鉄道線路の管理をしている神戸高速鉄道の区間(神戸高速線)を走ります。
新開地12時9分→湊川12時10分
今回使用したフリーきっぷは"神戸街めぐり1dayクーポン"の神鉄拡大版。
これで神戸鉄道全線と神戸高速線、新交通ポートライナー線全線と神戸市営地下鉄西新・山手線の新神戸~新長田と海岸線全線が乗り放題。
ただ、神鉄拡大版の1dayクーポンが購入できるのが神戸電鉄の湊川、鈴蘭台、志染の3駅ということで神戸電鉄沿線に住んでいる客向けのきっぷなんでしょうか、神戸電鉄沿線を観光したい人向けのきっぷではなさそうで、
三宮だったり新開地ならば神戸市外から来ても買いやすいんですけども、神戸電鉄とは別会社が駅を管理しているからか発売されていないのを残念に思いながらわずか1分で下車。
神戸電鉄には神戸高速線の他に有馬線、三田線、公園都市線、粟生線とあり、まずは三田まで乗るので、有馬線へ。
湊川は地下ホームで、ホームのベンチに腰掛けて電車が来るのを待っていたんですが、新開地から列車がやってくるときの振動と轟音が未だに記憶に残っていてですね、設備大丈夫かいな?って思うほどの凄まじさで、
人によっては病みつきになると思います!
湊川13時11分→三田14時10分
車両は1000系列の4両編成で神戸電鉄の現役車両では古参な部類に入ります。
地下にある湊川から鈴蘭台(標高278m)までは7.5kmで所要時間は12分。
途中、長田(標高70m)、丸山(標高95m)、鵯越(134m)と停車します。
地上に出た途端にとにかく登っていくわけですが、坂を登るというか山を登っている感覚でしたね。
そこを電化された電車がモーター音をかき立てながら全力で登っていくわけで、いきなりクライマックスが来た!という感じでニヤケが止まりませんでした!(夏場でもマスク着用必須な世の中になってよかったです!)
鵯越から鈴蘭台までは3つトンネルをくぐるわけですが、3つめのトンネルに入る前に廃駅跡を通ります。
これは菊水山という駅で1940年に開業。2005年に休止となり2018年に廃止となりました。
辺りは民家などなくて、乗降客もほとんどいなかったとのことで、でも都心近くを走る路線で災害以外の理由で休止・廃止となるなんてかなり珍しく、こんなところに駅をなぜ作ったのか気になりましたね。
鈴蘭台に到着。粟生線の接続もあるので、乗客の入れ替わりの激しい駅です。
鈴蘭台から次の北鈴蘭台(標高346m)へは1.9kmで68m登ります。
北鈴蘭台からは上ったり下ったりを繰り返しながら有馬線の標高最高駅(350m)大池を過ぎると後はひたすら下って行きます。
横山、三田本町まで来るとだいぶ住宅が目立つようになり、終点の三田に到着。
三田駅はJR宝塚線ならば大阪まで乗り換えなし、神戸電鉄ならば三宮まで乗り換え1回で行くことができるので、利便性の高い駅と思います。ちなみに東京近郊に住んでいると"みたえき"と読みたくなりますが、正しくは"さんだえき"になりますのでもし訪れる際には注意が必要です。