日本最西端の駅として有名なたびら平戸口に到着。
正確に言うと沖縄県のゆいレールの那覇空港駅が最西端なわけですが、ゆいレールが2003年にできてからも、”普通鉄軌道方式で、全国の各駅とレールでつながっている駅としては「日本最西端の駅」ということで改札の上に古めかしい横断幕が。
1961年に全国巡幸していた昭和天皇がたびら平戸口に来ているようですね。
ホームは2面3線で到着して降り立つとすぐに対向列車が同じタイミングで到着。
こちらは派手にラッピングされています。
乗って来た車両は伊万里方面へ向かうため、カーブを右に曲がりながら視界から消えていきます。
改札を出てすぐ後ろを振り向いて撮った写真。
バリアフリーを意識しているのか?改札口はかなり広めに取られています。
駅舎の外観。
最西端の駅にしては非常にシンプルな平屋駅舎です。
駅舎を出て、田平港方面へ向かいます。
15分ほど歩くと海が見えてきて到着。
近くには平戸瀬戸市場があって、新鮮な魚がたくさん泳いでました!
こちらは平戸大橋で右に進むと平戸島に渡ることができます。
平戸というと鎌倉時代の元寇だったり安土桃山~江戸時代にかけてのキリスト教布教なんかで出てくる有名な場所です。
この橋は1977年にかけられたそうで、それまでは島と本土を結ぶには船しかなかったことでしょうから、新たな風習、文化を広めるには格好の場所だったんでしょう。
たびら平戸口駅に戻ります。
駅舎のすぐそばには巨大なカマキリとその足元には石炭を運ぶ貨車(セラ1形貨車)が置かれていますが、カマキリにしか目が行きませんでしたw
あとは大昔に使われていたと思われる腕木式信号機が1つ。
そのそばに停められていた自転車のカゴについている”FRANCE 98”のステッカー。かなりレアで高値で売れそう。笑
駅舎の一部は鉄道資料館となっていて、かなり昔の時刻表が飾ってあるわけですが、
旅客用(客)と貨物用(貨)、それに旅客貨物混載(混)とやってくる全ての汽車の時刻を載せているのが特徴。
準混っていうのは貨物列車に少しの客車を載せた列車のことを指すそうです。