そんな風に音楽を聞いていたら、自分が好きだった雰囲気や感覚を思い出した。思い出した、思い出せたということは、それでとてつもなく落ち着いたということは、それが自分であって大切にしないといけない広がりなのだ。新しいことをたくさん吸収していく分、それがかすれてなくならないように、いつでもにげこめるように、ほんの僅かな隙間で良いから置いておかないといけない。
透明感が好きだった。透明感って何だろう? 透明感のある音楽、透明感のある人、透明な心。モヤのなかに、一点の曇りや埃のない、透き通りすぎて虹色がみえるほどのもの。そんなのをみつけると、ときめいてしまうのか。








