偶然の産物というものがあります。
手話通訳をしているとき、無意識のうちに
手が動き、またそれがきれいにスムーズに
表現されるときがあります。
まさに偶然の産物です。
しかし、これは一朝一夕で出来るものではありません。
日ごろから手話をして
通訳を繰り返し行うことで、
無意識の手話ができるのです。
正確にいうと、
偶然ではなく、あくまで必然。
どこかで必ず表現していたり、
人があらわしたものが
自分の手で表現されたに過ぎず、
まったく無の状態からは生み出されたものではないはずです。
偶然の産物に頼るのはもちろんだめですが、
無意識に出た手話は自分へのご褒美として
捉えて、後はとにかく毎日精進することが大切ですね。