殺人事件発生!!しかし!!・・・・・これもう犯人3人詰んでない?
っていう第3話の記事です。
★簡単なあらすじ
殺人事件発生!! 美咲雛がマンションから飛び降りて死亡。その間犯人たちは金田一達がいたパーティスペースでカラオケ大会の真っ最中!! 犯人のアリバイを崩すことができるのか!!?
★美咲雛殺害事件
とうとう殺人事件が発生。美咲雛がマンションから落とされマンション下の垣根に落下しました。
殺人事件とタイトルにあるので死んでるかと思いますが、垣根に落ちたとなるとコンクリに激突している訳ではないのでワンチャン生きている可能性もあります(実際かなり高いところから落ちても奇跡的に助かってる人もリアルにいますからね)
ですがここは死んだことにしましょう!!←ヒドイ
たぶん犯人たちの目論見としては38階の美咲の部屋から落ちたものと思わせたいのだと思いますが果たしてそう都合よく行くのか・・・・
実際に犯人たちはパーティールームに来た美咲に変装してどこかに行く姿をワザと監視カメラに残しているみたいですから38階から落ちたと思わせる何かしらの細工はしているかと思います。
しかしここに関してはまだ情報が少ないので犯人たちがどうやって38階から落ちたと思わせようとしているのかは今後の情報待ちです。
●3Dプリンターで作ったマスク
前回の記事でも書きましたが疑問だったヨガスタジオでの写真の一件についての解答が来ました!!
どうやらあの時の写真は美咲の顔そっくりなマスクを作る為に必要だったもので。今回犯人の1人である九条さんがそのマスクとかつらをかぶり監視カメラの前を通ることでアリバイ工作的な事を施しています。 会話の中ではちょっとの距離と言っているので最上階までは行ってないのかな? なんにせよ今後監視カメラの映像の情報が出てくるので九条さんがマスクをつけてどんなルートを通ったのかはちょっと注目すべきポイントですね。
・・・ですが先ほども書いた通り今回の犯人3人トリックを仕掛けようがすでに詰んでおります。
★チェックメイト
今回の犯人はすでに言い逃れができない事をいくつか行ってしまっています。
それがこちら↓
1・シャンパンのにおい
2・死体から遠く離れたスマホ
3・ハイヒール
4・間違ってかけてしまった電話
5・スカーフ
6・前回のハンマー攻撃の位置と今回の転落の死体の向き
ひとつひとつ詳しく書いていきたいと思います。がここでは金田一がまだ犯人の正体がわかっていないとう視点で書いていきます。
1・シャンパンのにおい
これはもう致命的です。
金田一が作中で発見してますが、美咲の転落死体からはシャンパンのにおいが出ている様子。このシャンパンの臭いの正体は漫画を読んでる皆様ならわかるかと思いますが、前回金田一が九条と姉小路にむけてぶちまけてしまったシャンパンですね。シャンパンをかぶった二人は金田一が洗面所に入ろうとしたので、ろくに拭きもせずにそのままでいいと言ってしまってます。しかしこれが仇となりましたね。
作中から推測するにシャンパンのにおいがする場所の1つは美咲の足あたり、特に脛のあたりですかね?
実際気絶した美咲の足のあたりをシャンパンをかぶってしまった九条が持っています。しかし足についたとなるともう一カ所・・・においが付いていそうな場所があります。
それが美咲の背中あたり。
背中についているかの情報はまだないですが、美咲を運んでいる様子を見るにからに付いてそうです。
マンションから落とす直前美咲を運んでいたのはシャンパンをかぶってしまった姉小路と九条の2人。運んでいる所を見るとかなり体を密着させている様子。美咲の体に臭いが付着していても無理ないです。
ただシャンパンのにおい・・・美咲の体についているからー・・・だけではもう済まされなくなってます。
美咲の脛と背中・・・いいかえれば正面と真裏。 シャンパンをどうやってかぶればそんな正反対の場所に臭いがつくのか!!
頭からかぶればワンチャンありますが、そうなった場合頭から胸やお腹お尻のあたりまで全部かかります。
背中と脛という正反対の場所にピンポイントについていること自体が不味いです。
そんなピンポイントな場所に臭いが付くには、2回シャンパンを引っ掛けられたか。シャンパンがある場所で背中からと足から2回転んだが何かして触れたかしかないです。
そして今回いい具合に直前にシャンパンがかかった人物が2名いて、かつ美咲の死体が現れる直前にその2名の人物が部屋にいなくて、かつ臭いが2か所(決定ではないが)死体から出ているとなれば・・・・その2人が死体を運んだということは、倒叙ミステリーでなく犯人がだれかを知らなくても容易に推測できます。 つまりシャンパンのにおいだけで今回の事件の犯人は最低2人はいるということが金田一にばれる要素となりえてます。そしてそのすべての条件にあてはまってるのが姉小路と九条だけなので、おそらくこの二人は犯人として金田一に完全にマークされていると思います。
2・死体から遠く離れたスマホ
これは犯人断定と言うより少なくとも美咲が投げ飛ばされた方向、とある事柄に対して犯人を追いつめるカギになるかと思います。犯人を追いつめる鍵っていきなり何を言ってるんだと思われるかもしれませんが、たぶん今回の犯人のトリックはアリバイ工作。転落殺人のアリバイ工作として一番考えられるのは場所の誤認です。
犯人は美咲の部屋から飛び降りたと思わせたいはず。美咲の部屋の位置がマンションのどの位置なのかはっきりとはわかりません。しかし確実に美咲の殺人容疑から外れる方法として考えられるのは飛び降り場所の細工の他に自身たちのいる部屋からは死体が落ちた場所には死体を落とせない!!と思わせればいいということです。
たとえば今回美咲を落とした部屋と実際の美咲の部屋が階は違うけど同じ
ラインにあるとするとアリバイ効果が薄くなります。図で言うとこんな感じ↓

左の図のように美咲の部屋から落としてもパーティルームから落としても縦のラインが同じであればどちらから落としても落下地点は変わらないので、場所を誤認させようがパーティルームからの犯行も可能であるとすぐにばれてしまいます。
しかし図の右のように縦のラインが異なれば。落下地点が異なるので自分たちがいたパーティールームからでは犯行は不可能だと簡単に言い逃れができます。+美咲の部屋にここから落ちたという細工がしてあればおそらく推理の目は美咲の部屋から落ちたのだという方向に向かうと思います。
たぶん仕掛けてくるなら後者だと思います。
金田一がベランダから下をのぞいたシーンを見る限りパーティールームの部屋の真下に死体は落ちていない様子。そのため美咲の部屋とパーティールームの部屋のラインはずれている可能性が高いと思います。
となるとここが考えるポイントとなりそうですね。しかしこれも今回作中で解決済み
転落殺人の推理で注目すべき視点は2つ・・・・・・
「どこから落ちたのか」と「どうやって落ちたのか?」です。
何処から落ちたのかがわかれば、落ちる際にその場所に行くことができなかった人にはもれなくアリバイができます。
犯人側としてはそれを利用して遠隔で落ちるようなトリックを仕込み自身は安全な場所にいればアリバイができるわけです。
このトリックに当たるのが「どうやって落ちたのか?」ですね。
普通なら、柵をよじ登ってとか足を滑らせてとかが多いですが。自殺でなければ足を滑らせるとか柵が外れるとかなどの事故要素以外に転落する要素はないので。ここにトリックが仕掛けられていることが大半です。
しかし今回の事件「どうやって落ちたのか?」については答えは作中で出ていて。その答えと言うのが・・・・
A「2人がかりでベランダから投げ飛ばした」
力技ですね(^_^;)・・・・
つまり転落方法に関してはトリックも何もないということ。しかし金田一はこれからパーティールームから美咲を投げ飛ばしたことを立証する証拠がなければなりません・・・・・
その証拠と言うのが最初に書いた通り遠く飛ばされたスマホなのかなと思います。

スマホの位置は現場検証時の金田一の目線(死体に対して右の方向を見ている)からの推測です。
この図のスマホの位置が正解して。美咲の部屋から美咲を投げ飛ばしたと考えるとスマホと美咲が飛んでいく方向は青矢印の方向で、す。つまり図の位置にスマホは落ちていきません。
しかし部屋がずれていると仮定したパーティールームから赤矢印の方向(美咲の部屋の真下の方向)に投げ飛ばした場合、金田一が送った目線の先にスマホが飛んで行ってもおかしくはありません。
つまりスマホの位置は死体が投げられた時の力の方向を示している可能性があります。 高層マンションなのでビル風も考えられますが38階から落としたならまだしも今回美咲を落としたのは20階、少しぐらい落下位置からずれた場所にスマホが飛ぶ可能性はありますが作中の表現を見る感じ結構離れていそうな雰囲気。ビル風だけでそこまで遠くまで飛ばされないと思うので人為的な力が加わり飛んで行ったと考えに至りました。科捜研とかドラマに出てくる銃弾の発射位置を特定するような物理演算システムを金田一の世界の警察が捜査で使ってスマホがあった位置とパーティールームから美咲と同じ重さの物と一緒にスマホを投げ飛ばした時にスマホが落下する位置が一致すれば美咲はパーティールームから投げ飛ばされたと証明できるので詰み要素としてあげました。
3・ハイヒール
これは単純。なんでベランダから落ちたのにハイヒールを履いてるのだろうか?
さすがに玄関の方向から落ちたならまだしもベランダにハイヒールを履いて出るとは思えないです。部屋から帰ったとしても玄関で靴は脱いでいると思うので。落下時はサンダルか素足。ハイヒールと一緒に落としたのはミスだと思います。
4・間違ってかけてしまった電話
今回園森さんが美咲を気絶させた後、間違って美咲のスマホで竹腰先生に電話をかけてしまっています。
当の竹腰先生はお客からの電話とはぐらかしていました。今後竹腰先生が実はあの時美咲さんから電話があってという発言をするとなれば携帯が鳴った時間に美咲は生きていたと思わせられるのでいい方向に動くかのようにも考えられますが。
じつはここでまずいのは電話をかけてしまったことで園森さん自身がスマホを触ってしまっていることが不味いのです。
絵をよーく見ると園森さんはビニール手袋をしてスマホをいじっている様子・・・・
これは完全にやばいです。
ビニール袋をしている手でスマホを触ってしまったので本来スマホについていた美咲の指紋が不自然に消えてしまいます。
竹腰先生の着信をしたのが美咲だと言い切る為には少なくともスマホのタッチ画面、通話ボタンの発進と取り消しがあるあたりに美咲の指紋がついてなければおかしいです。しかし園森はあわてて自身の手で押してしまっているため付いていなきゃいけないその肝心の指紋が消えている可能性が大です。
となると着信があった時点ですでに美咲は犯人に襲われていると金田一にばれることとなり、そのときいなかった園森も犯人一味としてマークされる運命をたどります。
5・スカーフ
九条さんが美咲に化ける際に園森が渡したスカーフ、死体の美咲はつけていないですが。このスカーフをきちんと部屋に置いてきたかどうかが今後犯人たちの首を絞めることになります。あのスカーフは園森が自身の持っていたスカーフを九条に渡した物です。監視カメラにはスカーフをした美咲が映っていることになると思いますが、そのスカーフが美咲の部屋に無ければかなりやばいです。 スカーフが勝手に消えるわけはないですからね。九条は下着姿の美咲に再び同じ服を着させていますスカーフはないので部屋に置いてきたと考えられますが・・・・記事の最初の方にも書いた通り変装した九条さんはあまり遠くに行ってない様子。だとすると部屋にスカーフはおいてない可能性が高いです・・・また仮に部屋に行ったとしても監視カメラがあるエレベーターを使わず階の行き来ができるのか?ここも情報待ちになりますが。スカーフを付けているか付けていないかではなく。部屋にスカーフがあるかないか、部屋に置いてきたとするならば帰ってくることは可能なのか?部屋から飛び降りたのであればスカーフは部屋に無ければなりません。なので今後の情報次第ではスカーフで犯人が墓穴を掘っているか。もしくは新たな謎となるかそのどちらかになる可能性が大です。・・・・ちなみに部屋に行ったとしてベランダの手すりに美咲の指紋が付いてなくてもそれはそれで致命的になります。手を使わなきゃ柵を乗り越えられないからね(^_^;)
6・前回のハンマー攻撃の位置と今回の転落の死体の向き
これも地味にやっちゃったパターンです。
前回園森は美咲の前頭部辺りを殴ったかと思われます。しかし今回美咲は背中から落下し後頭部を打つことになります。ハンマーにタオルを巻いたとしても殴られた痕跡は残ってしまいます。前から落ちたならばその時の傷で殴打した時の傷はごまかせたかもしれませんが、後ろからなので殴られた傷がごまかせません。そんな傷があったら自殺ではなく他殺と怪しまれる可能性大です、金田一は別の観点からすでに他殺だと踏んでますが傷の一件がある為警察の人たちも他殺と気付いてほしいところですね。(^_^;)
3話を読んだ限り犯人にとってマイナスとなる要素がいっぱいありました。いつもは探偵サイドとして犯人の痕跡を追いながらトリックを暴言いて犯人の正体を推理していますが、倒叙物っていう以外にも今回は犯人たちの犯行時の立ち振る舞いが非常に細かく描かれているので、探偵側が犯人として指摘してくるときのポイント「あ!! この要素推理ショーの時探偵が使ってきそうだなー」とか「これが原因で探偵にバレたんじゃね?」という犯人側の立ち位置で考えられるのでいつもと違う系統の推理をしている感じですね。犯人側にたって考えるのは星見島のゲーム以来なのでいつもと違う推理ができてちょっと楽しいです。(#^.^#)
今回は自身が犯人だとしたら「あっ・・・終わった・・・やらかした・・・もう逃げらんねー」と思ったのが3話の感想です。
さて、次回からはとうとう金田一サイド「探偵」として犯人たちの仕掛けたトリックに立ち向かわなくてはいけないかもしれませんが。果たしてどんなトリックを仕掛けたのか・・・・挑戦していきたいと思います!!
では次回!!