コメント返信記事 2回目です!
>② 犯人が2人いる事件は特に推理がさっぱりなので、是非hinaさんのコメント(感想・難易度・トリック語り、なんでもいいんです)読みたいです!
共犯者仲良し2人組事件(墓場島、サーカス、獄門塾)、共犯者も途中で殺される事件(異人館村、からくり屋敷、速水玲香、雪霊)、共犯じゃないけど2人(タロット山荘、黒魔術?はかませなだけ?)抜けていたらすみません。
共犯の事件の推理とのことなので共犯仲良し二人組事件に絞って記載します
(残りの共犯者も途中で殺される事件等については後で書かなかった理由を記載)
まず以下のポイントに絞って記事を書きたいと思います
・犯人は共犯であるという決め手となるポイント (A)
・共犯者特定のポイント(B)
・事件の感想・難易度(C)
の3点に注目して記事を記載します
・完全共犯の事件
・墓場島殺人事件
(A) 金田一が亡霊兵士を追い詰めた後亡霊兵士は逃げていったが、直後に背後から何者かに襲われた点
犯人と思われる人物を目撃し追っている最中に背後から何者かに襲われるという出来事がある事件、もっと言うと金田一の背後にすぐに回り込むことができない場所等で襲われた場合は共犯者がいることが多いです(墓場島殺人事件and飛騨からくり屋敷殺人事件)
この事件も金田一が亡霊兵士を取り逃がした直後、犯人が逃げた方向と逆の方向である金田一の背後から金田一は犯人に襲われました
(B) 初めて合う人物なのにその人物の好みを知っていたこと・本来なら知り得ることがない情報を知ってしまっていたこと
この事件では不動高校の生徒・サバイバルゲームのサークル、両方に一人づつ犯人が潜み 全くの赤の他人を演じていました…が!!
最後の最後で不動高校側にひそむ犯人が、サバイバルゲームのサークル側に潜む犯人にコーヒーを渡す時に砂糖を一つ多く乗せて手渡した所を金田一に目撃され この二人の人物がかなり親しい間柄であると確信されてしまいました
共犯の決め手となったのは防空壕で起きた殺人事件の出来事…現場となった防空壕地帯では防空壕の外にいる見張り役の人物の話し声なら聞こえるが、防空壕の中にいた人物の話し声は他の防空壕に入っていた人物には一切聞こえないという真実が発覚します。
しかし犯人Bは防空壕内に居たにも関わらず、金田一と犯人Aの会話の一部始終を知っていました これはアリバイ工作のため犯人Aが犯人Bに会話の内容の一部始終を教えていたために起きてしまった事です。
(C)
(A)で書いた理由+犯人Aはダイイングメッセージで判別できるので 彼が犯人と仮定したとき防空壕のトリックは、彼が見張り役の時 犯人Bがターゲットの防空壕へ行き殺害した共犯による事件と考えることが出来ます。
また防空壕の特徴からありえない情報を知っていた犯人Bもはっきりしているので、この事件は比較的楽な部類に入ると思います。
・怪奇サーカスの殺人
(A)巨大なドラム缶の移動方法・犯人の正体
この事件の犯人は密室トリックで使われた証拠からある人物が犯人だとわかります その人物があの巨大なドラム缶を軽くしてから運んだとしても その人物の特徴から一人で運ぶことは不可能に近いです。
なので金田一と美雪が行ったように二人で行われた可能性が高いということが読み取ることが可能…
(B)密室殺人で使われた視覚トリックの必要条件
はっきり言っちゃうと、共犯者を100%特定するのは難しいです
密室殺人で使われたトリック、そのトリックが成功する必要条件を赤の他人にクリアさせようと誘導させた人物が一人いますが…「特に疑問に思えない、別に普通じゃね?」と言われても全くその通りなので この人物が共犯者と言うには証拠不十分です。
(C)
(B)でも書いたように共犯者説を持ち出す根拠はあっても、共犯者を特定するのはかなり難しい事件です。 ちなみに密室殺人で使われたトリックは、私が高校の文化祭の時に出し物でそれらしき物をつくり実験したことがあります!! マジで錯覚が起こります!! …のためこの事件は私にとって思い出が深い事件でもある
・獄門塾殺人事件
(A) 事件中に犯人が共犯であることが示される
いままでの金田一シリーズは、事件中の些細な理由から共犯・単独犯かを特定させ推理する必要がありましたが この事件は作品中に太陽荘・月光荘のそれぞれに犯人が潜んでいることが判明します。
また月光荘の方の犯人は完全な倒叙物(※)なので、これもまた長編の金田一では初めての事でした!!
※古畑任三郎・コロンボのような初めから犯人が判明している上で話が進むミステリー
(B) ダイイングメッセージ・その人物の発言
「117」のダイイングメッセージを解けば太陽荘に潜むスパロウの正体はすぐにわかります。
ダイイングメッセージが出てきたら必ず解くようにしましょう!! それだけで犯人は100%当てることが出来ます!
この事件はそれ以外にも 犯人となる人物が金田一との取り調べ中におかしな発言をしています その発言からも犯人特定が可能です。
(C)
この事件は何重にも仕掛けられた壁を乗り越えられないとトリック解明ができない作品
私も早いうちから、月光荘と太陽荘の関係に気が付くことが出来ましたが、看板と言う最大の壁が立ちふさがり問題編最終話まで悩むハメになった事件です(コミック版でしたが)
なのでこの事件は犯人当ては楽、トリック解明はかなり難しい部類に入ると思います
・白銀に消えた身代金(短編)
(A)なし
(B)脅迫状の作り方・身代金を運ぶ人物を金田一に指定した理由
(C)短編なので重大な証拠が出てきたときには犯人の名が明かされてしまうことがあるため、この事件は短編での共犯事件として取り上げました
「金田一少年の疾走」という短編集に収録されているので見てみてください
・高度一万メートルの殺人(短編)
(A) 物語初めの犯人の下準備シーンより
この物語初めの犯人たちの下準備シーンより、この事件は共犯であると解る
(B)アリバイトリック(犯人A) 金田一が何かを気にしているシーン(犯人B)
この事件は機長が殺害された犯行時刻は機長が金田一たちに目撃されていた時間から割り出されてる、それがトリックならばそのトリックを実行できた人物はただ一人しかいないので犯人Aを割り出すのは非常に楽
難しいのが犯人B、この犯人Bを金田一が犯人であると示した根拠はその犯人Bについていた匂い
…がこの匂いに関するセリフは金田一は全くしゃべっておらずノーヒントに等しい
ただ唯一、金田一が通りががりにある人物たちの「不自然な状況」と言っているので 金田一が通りがかりに会っていた人物を見て犯人を決めるしかない
(C)
設定は錬金術殺人事件の舞台から帰宅する際に起きた事件と言うこと、事件の帰りに事件に巻き込まれるとは…呪われてますな
この事件は錬金術殺人事件の下巻に同時収録されています
完全な共犯事件はこれで全て
実際単独犯の事件でも、辻褄を合わせるために共犯で考えてしまうことが多いと思いますが
金田一はトリック・キーワードに共犯を示す事象がなければ単独犯です!!
異人館村・雪霊伝説・速水玲香誘拐殺人事件など トリックが解り共犯者の存在が判明しても、すでに死亡してしまっているケースが多いので、まずは単独犯説で考え、共犯をトリック・キーワードなどで示されて共犯者が生きているようであれば完全に共犯説で…死亡しているようであればその人物を使ったトリックを考えるのが一番のポイントではないかと思います
>(残りの共犯者も途中で殺される事件等については後で書かなかった理由を記載)
>感想・難易度・トリック語り、なんでもいいんです)読みたいです!
今回感想についてはあえて短めにまとめて簡単に書かせていただきました、その理由として、推理記事以外で何か書こうと企画をしていると以前の記事で記載し、その中の案の一つに金田一少年の事件簿の全部の事件(長編・短編・小説・ゲーム)のデータ(犯人当てのヒント・登場怪人の名前・登場人物のデータ・感想・難易度etc)を書くと言う企画を考えております。
今回触れなかった部分はそちらの方で一事件ごとに個別に記載するつもりでいたので、その時に記載させていただきます!!!
スタートは2月から
ファイル1のオペラ座館殺人事件から順に長編⇒短編⇒小説⇒ゲームの順で書こうと思っています
(CDブックスの悪魔組曲殺人事件・死神病院殺人事件はゲームの所で書きます)
書く予定
長編
FILE1オペラ座館殺人事件~FILE38 雪鬼伝説殺人事件+高遠少年の事件簿
短編
氷点下15度の殺意~暗黒城殺人事件+明智シリーズ
小説
オペラ座館・あらたなる殺人~邪宗門殺人事件
ゲーム
・10年目の招待状
・星見島 かなしみの復讐鬼
・悲報島 新たなる惨劇
・地獄遊園殺人事件
・青龍伝説殺人事件
・悪魔の殺人航海
・名探偵コナン&金田一少年の事件簿
・CDブックシリーズ
※これ以外のゲームとパチンコ版金田一はプレイしたことがないので記載しません
また書いている最中に新しく連載された事件も追って記載したいと思います