だいぶ前になりますが、僕のCDレコーダーでCDをコピーするときに、C MatriX(イオナイザーでも同じ)を貼ってコピーすると、元のCDよりノイズ感が減ったCDRが出来上がる話をしました。



これについて、僕はレーザーの焦点ブレが緩和されて、ビット落ちが減ったのではないかというような推論を先日書きました。



なお、音質として感じる、CDの静電気抑制による効果は、ノイズ感が減って聴こえます。



ただし、音のピーク値は変わらないと考えられます。(計測していない、ちゃんとした計測機器がないので調べてはいません。)



また、このCDレコーダーは、コピー速度が4倍、2倍、等倍と選べますが、等倍でコピーしたものがいちばんノイズ感が少なく、原盤に近くなります。





そういう意味でも、レーザーをいかに正確に当てるかがポイントと考えます。




一方で、こんな質問を故杉本さんから受けたことがあります。



レコーディングの際に、レコーダーとマイクスタンドの下にKaNaDeを敷いて録音すると、音圧が高く録音されると。



だから、KaNaDeの有無の演奏録音をCDに入れるときに、マスタリングしたくなかったが音量だけは合わせる必要があった、と言っていた。



それで、こんなことを聞かれた。



KaNaDeを敷いてCDをコピーしたら、音のピーク値が高くなってコピーされるの? つまり、音量が全体に上がってコピーされるの?



これは、計測はしていませんが、原理的にノーでしょう。(推論ですが。)



再生時のスピーカーから音が出るアナログ再生音に共振させているので、デジタル信号同士の転写には反応しないと僕は考えています。



レコーディングはマイクから入るアナログ音が共振増幅したのであって、デジタル信号は増幅しないと思います。



(もう杉本さんとこういう話をすることも出来ないんだなと、寂しくて。)



ブレーキ鳴き共振の原理と同様のため。