Konadeを発売して3年になります。
ただ最近になっても、仮想アースについてのご質問を受けます。
原理や接続についてのことです。
この日記にも何度か記述してきていますが、整理して書いてみます。
まず、「仮想アース」と言う言葉。
出どころは僕にもわかりませんが、地面アースに対して、地面を想定したなんらかの電気的特性をオーディオに与える物体で、地面に接していないものを指すオーディオアクセサリー俗語になります。
地面アースの目的は、家に落雷があったとき、家電製品を流れて対流すると燃えてしまうため、即座に地面に流して回避するのが目的だと聞いています。
僕は雷の発祥地?に住んでいるので、避雷針が建つ前は落雷でTVとスカパーチューナーが、2度に渡って焼け焦げました。
一方で、オーディオの常識は非常識という言葉があるようですが、地面アースを「良いアースケーブル」でアンプに繋ぐと音が良くなると言われています。
前にも日記に書きましたが、都市伝説であり、良いケーブルをアンプのアース端子から長く伸ばすことで音が良くなるのであり、決して家のアースに繋いでいなくても繋いでいても、音は変わりません。
なので、アースケーブル選手権なるものが存在していて、地面アース選手権なるものも存在していて、だれもその接続有無についてはタブーとして触れていません。
アースはなくても、長い線だけ伸ばしておけば良いのです。
下の①と同じなんですから。
仮想アースの話に移ります。
仮想アースには幾つかの方式が確認されています。
①グラウンド面積を増大させて、残留?ノイズを拡散させるための、導電性金属を多様したもの。
②弱いコンデンサーを搭載し、グランドに漏れてくる音楽信号の特定周波数帯のノイズを減衰させる。
③仮想アースという名の不明な箱
①は僕も作ってみたこれです。
メーカーさんのもありますし、食器を洗う金属カール線で自作されている方もいます。
②はKonadeで、他社さんではRCA空き端子に直挿しするタイプがあります。
もちろん、コンデンサー容量は異なると思います。
通常のコンデンサーは容量が高すぎて使えません。
Konadeは周波数により、2.5〜4✖️10-7μFと弱いコンデンサーの片側だけをグラウンドに接続します。(2本挿したら、電気が流れてしまいますから。)
他社さんの容量は記載がないのでわかりませんが、恐らくKonadeの様に微弱なんだと思います。
あとは、信号線に挿したり、アースとどちらに挿しても良いとか、中身が金属でもコンデンサーでもなく、有機物のワタだったり水を含まない石だったり、なんだかわからない品物も見受けられます。
結局は、買った人任せにしてる業界みたいです。
売る側に悪気があるのかどうかもわかりません。
貸し出ししても、音の判定基準がないので。
悪気のあるメーカーは文句を言うと損害賠償をしたりするみたいです。
もちろん、メーカー側が良くないので悪気なんです。
オーディオは原価率が1/8だと聞きました。
つまり、原価が1万円なら販売価格は8万円なら普通となります。
50万円のインシュレーターは6万円なのでしょう。
それに見合う材料加工費かどうか、問われるのは消費者なんです。
性能=音は不明なのですから、作りが値段なので。
実際、原価300円と思われる30万円の足も見受けます。
あと、どこに接続したら良いの?
基本的にはKonadeのように、機器のアース、グランドだと思います。
スピーカーに繋ぐ方もいらっしゃいますし、他社さんで推奨しているところもありますが、Konadeは違います。
Konadeのケーブルの長さについても聞かれます。
50cmの長さで200gのKonadeが必要です。
10cm長くするたびに効率が落ちるので、Konadeの量が足りなくなります。
以前の日記に書きました。
今日はなんとも快晴で、暑くもなく寒くもなく散歩日和です。