たまたま、本屋さんでサラサーテの新刊を立ち読みしていたら、
イタリアの現代の名士が並んで紹介されており、EdgarRussの名前がある。
これ、僕のヴァイオリンでは?
(このレベルで名機なの?)
ですね。
ドイツの工場で切った材料を、イタリアのEdgarRuss氏の工房に送って仕上げたもので、値段からして恐らく彼の弟子がやったものでしょうが。
でも、イタリアの名士だったなんて。
塗りも細部の作りも、友人のと見比べても、かなり劣る感じ。
(やっぱりこの楽器は凄い)
それに、音量と音質が、、
友人の作ったものは倍音がだんだん小さくなるが、イタリアのは3番目がやたら高くなり不均一。
全体的な音の質が、イタリアのは全然魅力的でない。
原因は明らか。
板の厚みがありすぎらしい。
叩くとわかる。
中は見えにくいので、削りの手を抜きやすいのだとか。
だから音量も出ない。
トヨタ車のセダンに例えると、イタリアのがカローラで、友人のがレクサスくらい違う感じ。
ヴァイオリンは音質と外観と両方です。
世界に誇るミュンヘンの楽器コンクールでは、外観しか判断しないらしく。
これでは、演奏家が求める、いい楽器=音質が良い、が判断出来ない。