Konadeの開発に試した合成ゼオライトについて、まとめとしてお話しておきます。
最初に前置きです。
ゼオライトは、何百という種類の結晶形が作られていますが、工業的に市販されている数はそれほどありません。
また、僕のようにフィラー形状に細かく粉砕したものがほしいとなると、対応して下さるメーカーさん、種類が限られて来ます。
ましては、摩擦材のように何tも購入するわけでもなく、僕は儲からない客なので。
合成ゼオライトの吸着特性に関わる因子は、構造と細孔径の2つです。
前報のように、吸着は物質表面と細孔の両方で起こります。
ただ、表面と細孔では吸着する性質が異なるようです。
実際には、結果を持って工業製品に採用されているそうで、表面に吸着されたのか細孔に吸着されたのかは解明されていないそうです。
では合成ゼオライトの形状例です。
上は、A型、X型になります。
他にも、Y型、MOR型、FER型など市販されていますが、何せフィラーはありませんで、ペレットがほとんどです。
後は、ハイシリカになります。
ハイシリカにも幾つか種類があります。
構造と掛け算になるのが、細孔です。
下が、Konadeで試したゼオライトの細孔の種類です。
同じA型でも、0.3nmと0.4nmでは全く音質が異なりました。
ほんとかいな? と思いましたが、ほんとです。
片方は余韻が気持ちよく出ましたが、片方は何だかモヤモヤしました。
それだけ人間の聴感は優れているのでしょう。
同じ添加量で横並び比較してますから、実は最適な配合量がそれぞれ違うのかもしれません。
そのうち、探ります。
で、この中のどれかが現行のKonade02Sに使用したゼオライトで、どれか2つが開発中のKonadePと KonadeGにそれぞれ使う予定の新しいハイシリカゼオライトになります。
来月には雑誌社に紹介しますので、また追々ご紹介しますね。
ついでの話で、どうしてKaNaDe6ESに電気特性のあるゼオライトを使わなかったのかと言いますと、音が良くならなかったからです。
インシュレーターの方は、電気特性より周波数特性の方が重要なんですね、当たり前ですけど。
配合量と厚みの調整を紹介したことがあると思いますが、中々根気がいるので諦めました。

