インシュレーターの原価計算について、ご教示します。



原価の内訳は、原料費と加工費から成ります。



一般的に、大量生産の工業製品では原料費>加工費となりますが、少量生産の手作り製品(KaNaDe製品)では原料費<加工費となります。



では、実際の複合材インシュレーターの加工費(人件費+設備償却費と消耗品費+付属品+諸経費)についてご説明します。



複合材インシュレーターは、下記の工程に沿って製作しています。




まず、各工程において、私の人件費(man工数)と設備償却費と消耗品費(work工数)を計算します。



いずれの単位も、1分当たりのコストを加算していきます。



man工数のコストは、私の年収の1分当たりの金額を割り出すだけです。



あとは、各工程でのトータル作業時間で掛け合わせて算出します。



次はwork工数で、年間販売予想数をまず決めなくてはいけません。(販売数が多くなるほど、work工数は安くなります。)



それから、歩留まり(不良率を加算)を入れた作業時間に対する設備やジグの償却費と消耗品費(ドリルやペーパーなど)と、工程の途中に行う厚みや比重などの検査費用を計算します。



KaNaDeの場合は、アイテムにもよりますが、原料費とman工数+work工数はだいたい半々くらいになります。



次に付属品として、化粧箱代やスペーサーなどが入ります。



そして諸経費は、開発費(開発にかかった費用を時間当たりに換算)と展示会や特許等の経費になります。



これらを足したものが、原価になります。



最後に、販売価格を決めます。



つまり、営業利益率を幾らに設定するかで決まります。(消費税と法人税を含め)



原価+営業利益+販売店卸費用=販売価格



アイテム開発ごとに、上記を計算し会社に提出しています。



KaNaDe6について計算が終わり、販売価格が決まりました。



名前は、KaNaDe6ES+6ESunder にしました。



underを同じ組成にした理由は、従来の01underを敷くと音が悪くなってしまい、逆効果になってしまうからです。