まだまだ、おかしな情報がネットを飛び交っています。



今度は、「55万円のアンプより3万円のアンプの方が音が良い。」という表題のもの。



内容としては、新品の同じメーカーの55万円の最上級グレードアンプとミニコンの3万円の比較を、高性能なFFT機器で周波数測定しているかと思えば、



古くなって捨てる寸前の55万円のアンプと新品の3万円の別メーカーのアンプのDFなるものを計測し、安いスピーカーの空気録音を流し、スマホのスピーカー?から聴いてみなさい、どうよ!



というなんとも、ギャグ?のような内容。



常識人にとっては、最後まで見るまでもない内容なのですが、素通り出来ないのが、何と2,600人も、いいネ!していて、400人も納得のコメントを入れている。



ああ。



私など、開発のリーダーを長くやっていた宿命として、いつもいうように、比較するときは変数は1つにしなさい、という大原則があります。



アンプの値段を比較するなら、1機種のアンプの中の部品の1つずつを別のものに交換してデータ解析などするしかありません。



①コンデンサー


②オペアンプ


③ケーブル


④箱


など、など。



それで、どれを変えるのが一番音質やデータに差があったのかが答えです。



すると、3万円のアンプの部品を良い特性の部品に交換していったら、55万円のアンプに変わるのではないでしょうか。



それが答えだと思います。



自分で改造したら、部品代10万円で出来るかもしれません、それが求められる答えだと思います。



私も実際、違うメーカーの1万円のアンプから、13万円のアンプから、100万円のアンプから持っていますが、KaNaDe03を敷いて聴き比べたら値段の順です。



試聴上、


①楽器音の正確性(ノイズ感)


②余韻


③立体感


の3つが音楽性だと思っていますので、これがDFの数値だけで表されるというならば、それをまず先に証明して頂きたい。



「オーディオの音は、インシュレーターの音」と名言を言った長岡鉄男の方が、よほど共感できます。