摩擦材の開発部から、オーディオ用人工木材開発を始めたときの関係者間での会話。
各メーカーのカタログを見ながら。
"オーディオ機器って色々な足が付いてるね。"
"確かに。これ何? 熱可塑性樹脂にシルバーペイントしてあるの?"
"そうみたい。"
"これ、厚み違くない? 同じ会社のなのに。"
"そうだね、確かに。"
"厚み変えちゃったら、固有振動数変わっちゃうよね?"
"そうだよね。"
"わかった、DC電源なの?"
"いや、AC電源のはずだけど普通の。"
"じゃあデカイトランス入ってるよね。"
"だぶん、というか間違いなく。"
"じゃあ、このアンプとそっちのアンプ音変わっちゃうじゃ?"
"そうだと思う。"
"なんで?"
"音聴いてないんでは? 計測器で信号データチェックしてるだけとか。"
"そうだろうね、厚み変えちゃったら音変わるよね、共振するから。"
"わかる?"
"そりゃわかるよ、知らなきゃ鳴かない摩擦材作れないし。"
"だよね、やっぱり。"
"なんで変えちゃうんだろう?"
"こっちのアンプはより放熱させないといけないから、厚みを厚くしたんじゃ?"
"まあ、そうだろうね、それしか理由考えられない。"
"いいの? そんなんで?"
"知らない。"
".....!"