明日の分の日記です?

師匠によっては、肩当てはご法度と言われますが、高い楽器に傷はつきやすいし、位置が安定しないので、どうなのかなぁと思います。

昔は肩当ては無かったから、そう指導される気持ちはわかりますが。

今は色々良いものがあるので、使えば良いと思います。

KaNaDeTheStrings2も使って頂けますし。

前にも書きましたが、お子様では5/7人がコンクールに出られ、1人が予選通過、3人が入賞、1人が1位を取れました、審査員の評価は全て音量が出ていたからだと。

ウィーンに入学された方やアルゼンチンの入団試験に合格された方もいらっしゃいます。

良かったです。


宣伝はさておき、本題にもどります。

現在、日本で一番売れていると思われる肩当ては、カナダ製のKun Bravoメイプルかと。

肩当て選びは、首の長さ、肩で押さえる位置の個人差、筋力、などによって、どれが良いのか変わります。

また楽器が木製であることから、肩当ての音も入りますので木製の肩当てが好まれます。

特に女性の方は軽いものを好まれますが、そういう点でも木製が一番軽いです。

肩当てに適する材料の比重で比較すると、

木...0.5-0.7

プラスチック...1-1.2

カーボン...1.7-2

で、また木が一番強度が高いですから、薄く作れます。

実は重くなっている原因は、爪を押さえる手の金属部分なのです。

色合いの良さと強度と加工しやすさから、真鍮を使っているものが多いですが、比重が8もありますから、重い原因はこいつです。

ですので、Kun Bravoのアルミ金具を作りました。

アルミは比重2.7で、そこそこ強度はあります、ただ、製作はやっぱり面倒ですが。

あとついでに、楽器に止める爪の材質と作りは結構重要で、Kun は一番ズレにくいですが、他のものはズレたりします。

同じプラスチック類でもポリ-と色々と種類があり、粘着度が違いますから。


ようやく本題です、前置きが長くなりました。

では、最新の軽量KaNaDeを付けた肩当てで重さを比較します。


軽量金具に交換したKun  Bravoです、100gです。

値段も9,000円と安い。



次が、ララムジカで、98gと優秀ですが。

ちょっと問題がある肩当てかも。

金具が薄くてしなりやすいため、演奏中にズレたり外れやすいのです。

あと湾曲度が少ない、つまり割合平らなので、肩からズレ下がりやすい。

でも6,500円と最安値。



割と最近出て来た、ドイツ製のピラストロ コルフカー レスト。

何と奏を付けても72gです。

奏を付ける前のKun より軽いです。

これなら文句なし。

これは木製体積が大きく、木の音しか入って来ないとても良い肩当てで、プロの方々も益々使い出す方が多い。

ただ、やはり難点が。

足が長いので、首が短い方は難しい。

あと、やはり細いので折れて壊れやすい。

値段が高い。

まだ出て2-3年? 30,000円から35,000円もします。

奏より高いって価格設定がちょっと許せませんけどね。

粉の調合からやってる訳でもないのに。


他にも色々と新しい肩当ても出ていて逐次購入さして奏との相性をみてますが、そうは言ってもプロの方々の実績から上の3つの肩当てがおススメです、肩当ての三役ですね。


ありがとうございました。


奏ストリングスいいですよ、演奏するストレスが軽減しますので。

何と言っても、音量が出ると楽しいです。