今日は、2m長さの電源ケーブルを単線を使って自作します。


電源ケーブルはRCAやスピーカーの様に音楽信号のような弱い電気信号ではないため、安く手で作るのは中々難しいです。

また、電源ケーブルは前報のように、単線品の販売は違法になりますので、あくまでも自分で楽しむためのものになります。

ただ、市販の良いものは非常に高価であり、安く良いものを自作するのはマニアにとっては楽しみの1つかと思います。

良いとするポイントを上げます。
 ①流れを良くする
 ②電場を小さくする
 ③電場によって発生してしまう静電気を吸収して減らす。

対策を考えました。
 ①OFC単線2mmφを使用
 ②銅線クルクルを巻く
 ③伸びる綿包帯を巻く(綿は非導電性です。)

材料費
 1.単線---4mで1,000円
 2.タップオスメス---900円+1,300円
 3.綿包帯---450円
 4.銅針金---500円
 5.綿テープ---500円
 6.ビニールテープ---100円
合計 5,000円弱


では作っていきます。

まず、単線のプラスチック被覆をカッターで切ります。

この際、手の油やキズは神経質にならなくて大丈夫です。

前報のように、銅は表面しか錆ませんし、逆に内部を保護してくれます。
(屋根板に銅板を使うのもその原理を利用しています。)


次に裸にした単線に綿包帯を巻いていきます。


オスメスの両タップに止めます。




+-どちらか片側の綿の上にビニールテープを緩く巻き、更に+-両方を綿包帯で緩く巻きまとめます。


銅線を緩めに巻いていきます。


綿包帯はタップまで巻いています。

購入したタップがプラスチック製だからです。

金属製のタップを購入したならば、タップ部の綿巻きは不用です。

何故、+-片側にビニールテープを巻いたかといいますと、巻かないと音の透明感がかなり高くすぎますのと、機器によって特性が変わりますので、最初は巻かないで作ってみて、聴いてみてから巻く巻かないは決めた方が良いです。

ビニールテープ巻きはオプションということです。

宅の2階の機器のDACとレコードプレーヤーはビニールテープ巻きなし、アンプは巻きありにしました。

数万円のケーブル同等以上になったかと思いますし、必要な長さにできるのが自作のメリットです。

お時間のある方はマイケーブルを作ってみませんか?

繰り返しになりますが、単線の"電源"ケーブルは、他人に販売すると違法になりますので注意しましょう。