スパイクと言えば、これのこと。
背の高いスピーカーの四隅には、大概尖った円錐形の金属が付いている。
背の高いスピーカーの四隅には、大概尖った円錐形の金属が付いている。
最初に知ったのはオーディオメーカーさんと面談したときのこと。
そうか、こんなのが付いているんだ。
でも床に穴が空いてしまうのでは?
大丈夫、スパイク受けと言うお皿の上に乗せるから?
じゃあいらないじゃん?
アメリカのスピーカーメーカーのJBLがトールスピーカーを開発して販売を開始したところ、アメリカの深い絨毯の上でフラフラして怖いので、何とかしろとクレームになり、スパイクを作ったのが起源とのこと。
つまり、アメリカの絨毯にさしても、床まで到達しないので、安心して音楽が聴けるということらしい。
なるほど。
ではスパイク受けは?
日本に輸出したところ、日本は浅い絨毯か畳かフローリングなので、スパイクが刺さって床が傷つきクレームになったらしい。
で、慌てて、受けをこしらえたのだとか。
じゃあ、スパイクも受けも日本向けにはなしにすれば良かった気がするが?
そうする間もなく、他のメーカーが真似して付け出したので定着してしまったらしい。
なるほど。
でも考えてみれば、金属は増振材で、円錐形にしても木材に比べてもはるかに振動が大きい。
またせっかく円錐形で減衰させてもスパイク受けで振動をまた増進させてしまう。
だから、この面談したメーカーさんはスパイクははじめから付けていないのだそう。
なるほど。
確かに、スパイクは外してしまった方が音が自然になりました。
何故そんな情報を知っているかって。
スピーカーユニットの生産を委託されていたからだそう。