きつねにつつまれたような出来事でした。

今月はじめにスイス研修旅行に参加したときの出来事です。
全部で10名の団体でした。その日はインターラーケン東駅から
一駅先のインターラーケン西駅まで電車で移動して徒歩でホテル
まで移動する行程でした。ツアーリーダーからは東駅からベルン
行きの特急に乗り、全員次の西駅で降りるように指示がありました。

その特急の発車時間が迫っていて、一駅だけで3分くらいの乗車時
間なので2等でもいいなかと思って、2等に飛び乗りました。他の
9名の参加者は1等に乗ったようです。

西駅に着いて、ホームに降りたところ、他の参加者が見当たりません。
下車した人が去っていって、ホームには自分ひとりだけになりました。
??? 何かツアーリーダーからの指示を聞き間違えたのかなと思い
とりあえず歩いて約5分のところにあるホテルに向かいました。
もしかしたら他の参加者は、東駅からタクシーかバスでホテルに向かう
ように変更になったのかとか、いろいろ考えながらホテルへ行きました。

ホテルに着いても、誰もいませんでした。ホテルの受付でこの団体と
自分の予約が入っているか聞いたら、間違いなく入っていて一安心。

どうしようもないので、きつねにつつまれた気分でロビーで待つこと
1時間。すると9人がぞろぞろとスーツケースを引きながらホテルに
やって来て、私を見て「会えてよかった~」と大声で合唱です。

「何が起こったの?」と聞くと、西駅で降りようとしたら1等のドア
が開かずにそのまま出発してしまい、20分先の次の駅まで乗って別の
車両に移動して降りて、反対方向の電車に乗って戻ってきたそうです。

日本から到着した初日の夜の出来事でみんな疲れ果ててました。

▽ゴルーナーグラード登山列車の頂上駅の展望台からの眺め

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