戦争者の映画やドラマって、私の小学生の頃は毎夏、原爆投下や終戦記念日が近づくとNHKでも民放でもテレビで放映されていました。戦後生まれの戦争を知らない世代だけど、テレビを通じてその悲惨さを知る機会があったと思っています。
でも、いつの頃からかあんまり戦争ドラマって無くなってきた気がします。私が大人になって観なくなったからかと思っていたけど、そもそも作られなくなっているような。
久々に映し出された戦争孤児のドラマ、吸い込まれるように見入ってしまいました。いや泣いた。
今、リアルに大きな戦争が起きていますけれど、私、あまり子供にうまく戦争の事って伝えられない。昔は日本も戦争で苦しむ人が沢山いた頃があったんだよって話してはいるけど、あまり分かっていないと思う。なので、こういうドラマはいくら視聴率が取れなくても作り続けて欲しいです。NHKはさ、作るべきだよね。
私の両親は、2人とも戦争で父を亡くしています。2人ともギリ戦中生まれなのですよ。ですが、本当に辛い戦後復興の時期は幼すぎて覚えていないらしい。なので、私は両親から戦争の話を聞きたことはないし、祖母からも聞いたことはありません。
でもね、ある時ふと父の口から、「わしも、進駐軍からチョコレートもらった事あるよ。」という衝撃発言が
。テレビの中の戦後って、実は父が生きてきた時代という認識が無かったのです。
え？ よくドラマでやってたあれ？教科書にも載っていたあれ？
ギブミーチョコレートと言ったことはないけど、チョコを貰ったことがあるそうです。びっくり。
2人とも産まれた時には父親が招集されていてそのまま戦死している。でもそんな子供が溢れていた時代なので、特に珍しくもないと思うのですが、よく考えたら、この2人も戦争を体験しているんですよね。ならば、今度、昔の話を娘と一緒に改めて聞いてみようかなと思ったのでした。
今の娘の世代のじいじばあばは戦後を知らない世代だと思うので、ひいじいじやひいばあばに聞かないといけないし、なかなか聞く機会無さそうだよね。
高齢母ゆえにギリ聞けるリアルトークだなぁ。