昔映画は2本で公開していた。
一本目はメジャーな映画、2本目はついでに作った映画というか、よく言えば新人監督や新人俳優を育てる目的や小銭稼ぎみたいなものもあった。
客も2本で1800円とか払ってた(まあ昔はもう少し安かったけど)
2本で1回分のお金を払って映画を観てたわけです。
このシステムは結構面白かった。
2本目のが面白かったり今となっては2本目のおまけ映画のほうがカルト映画になってたり。
ただ3時間の映画とかだと大作扱いになっていた。
今は1時間半の糞映画、1本でも1800円。しかも上映が終わったらすぐ会場を追い出されるシステムになった。
昔がいかにお得かって話。
昔は3時間超えると1本だけだが2時間半とか超える映画はそれだけでワクワクしたものだ。
そのうち1本上映が当たり前の時代になった。
今みたいな上映になった。
その2本公開~1本が当たり前になったときの映画の状況を面白く解説しているのがこの本だ。
テレビが一般家庭に完全に普及した時代の頃あたりから今と変わらなくなった。
80年代初頭には映画は1本。
なんか寂しくなった覚えがあります。
地方の名画座なんか昔は5本で1200円の時もあったんだけどな~。
映画館文化もわかるこの本、おすすめです。
仁義なき日本沈没: 東宝VS.東映の戦後サバイバル 春日 太一 (著)

仁義なき日本沈没: 東宝VS.東映の戦後サバイバル 感想
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最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。
自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
メジャーもマイナーも関係ないっす。
読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。
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