画面の前の貴方は音楽のカタログ誌を一回は読んだ事があると思います。
私も小学生の頃は読んでましたがコレが役に立つとは思えず、中学生の頃に「レビュー本はもう買わない」という感じに。
ジャンル別にあるカタログ本は、しまいに自分の方が知識が上になっていくわけで、新しいモノを探すにしても結局は店に行ってジャケ買いや音楽仲間に聴いたほうが早いという・・・。
それに、ガイド本というのは案外あてにならない。
ガイド本で唯一あてになるとしたらライターと同じ感性の人が文章を書いてる場合だけという結論に。
だが、音楽ライターの名前を覚えたとしても当たり外れは当たり前のようにありますね。
そもそもガイド本になんか頼っててもダメなような・・・。
なんにしても例外はあります。
私は田口さんという方のレコード評はかなりあてにしています。
そこには有名無名関係なく、音楽に対する愛を感じ、ジャンルもオールジャンルであり、バンドとの癒着的なモノも感じないからだ。
それは田口さんのスタンスが一貫して「友達プレイは好きじゃねえな」という意思を感じるからにつきます。
その田口さんの書いたミニコミを読んでると知らないバンドのレビューも面白く読めます。
文章で音楽を表現するのは無理なんだけど田口さんの文章だとどんなものでも聴いてみたくなるのが不思議。
そりゃ自分に向いてないものもありがますが。
迷ったらこの本に書いてあるバンドや歌手を手に取ると良いかもです。
あらたに面白い小粒なバンドを発見できます。
メタラーみたいな同じ音楽ばかりしか聴かない能天気なやつには向いてないかもですが。
あ、スピード重視みたいな中学生男子みたいな音楽的感性も向いてないかもです。
円盤で売れ続けているもの・円盤で売り続けたいもの50タイトル
田口史人(著)

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最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。
自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
メジャーもマイナーも関係ないっす。
読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。
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