今日の1冊 奇子 (上) (下)  手塚 治虫 | おにぎりくんの感想部屋

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最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。

自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
メジャーもマイナーも関係ないっす。

読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。

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奇子 (上) (下) 感想。


奇子 (上) (下)  手塚 治虫


日本人という民族はまさに村社会。
特に今の世の中は「空気を読む事」が世の中で一番大事になっていますね。
わざと空気を読まないで抵抗したりもするんですが、空気読むヤツのほうが人数多いからなあ。
このブログなんかももっと差別や偏見など書きたいわけですが、バカが炎上させたりするんで空気を読んでそういう事は書いたりしません。空気読んでますから。

いじめでもなんでも日本は村で右へ習へ状態。

それが田舎ならどうなんだ?

この漫画は田舎の話です。
戦後が舞台だが、問題は「狭い日本社会の人間関係」と多少ミステリー要素が入っていて最後は少し物足りない物語になっています。

今も昔も日本人が変らないのは「世間体」というのを気にするところ。

物語は、政治思想の違いで縁を切られる者、狭いエリアだからまわりみんな親戚で血が・・・。
そして妹を犯す(というより、妹も普通にやる)兄。
都合が悪い身内は隠す、殺す等、田舎の人間というより世間体のためなら何でもするのが日本人。
今、その「世間体が悪い」というのは「みんなと同じくしろ、空気読めないやつだな」と同じ事だ

いかにも日本人体質ばかりを集めて物語は進行していく。

その描写は日本人ばかりで、時代は関係なく読めます。
日本人の汚いとこ、田舎がいかに糞かそういう意味での真実はこの漫画で読めるでしょう。

完全大人向け