自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。
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黒い夏 感想。

黒い夏 Jack Ketchum (原著), 金子 浩 (翻訳
今日ニュースを観てたら「刃物を持った男、バスに2時間も」みたいなニュースが。
結果的に誰も刺されずにすんだし、その「うだつのあがらない男」は結局のとこ「銃刀法違反」て、そんだけの罪。
まあ警察としては珍しく未然にふせいだ事になるんだろうけど、何かこうしっくり行きませんね。
警察というよりも乗客はただたんに「運が良かっただけ」であります。
包丁振りかざすのが1分も早ければ殺人や殺人未遂だし、この天と地のような刑罰の差。
なんだか世の中言葉や文章では表現できない嫌ぁな感じですね。
世の中には生まれるべくしてキチガイや殺人鬼、になるヤツがいてそいつらに襲われたらそれはもう事故みたいなものだ。台風とかと同じ。通り魔なんぞほんとタイミングの問題でしかない。
だけど、世の中には「ただのロクデナシ」のほうが蔓延している。
粗暴、無知、無教養、欲望の塊のようなヤツが蔓延しているような気がする。
だが、人口の統計と犯罪率をみると今の日本は物凄く安全という数字になっている。
目に見えない不安というか、知らない人への不安ばかりが増大されている。
子供に話かけようもんならキチガイのような母がこっちをキチガイ扱い。
ファーストフードなんかでも禁煙の場所が座れないからと言って自分で喫煙ルームに入って、「タバコくさいわあ、体に悪いのわかってて吸うなんておかしいわ」とか、人をキチガイ扱いしておいて自分がどのような場所にいるか判断できない、タバコ吸うヤツも医学理論を超えてるからしてキチガイなわけだが、コレもコレでキチガイである。
世の中にはバランスというものがあり、それはえてして「空気を読む」という行動になる。
この空気の読めなさってのが不安を増大させているような気がする。
この小説はアメリカの小説。バイオレンス小説なんだ。
この小説の内容を日本人、日本人文化としてあらすじを紹介してみよう。
鳥取県の超ド田舎にいるようなヤンキーの青年がいる。
やりたい事はシンナーとセックスばかり。
遊び半分で猟銃を見つけた。女の子に発砲したら当たった。
田舎モンでガキな上、粗暴、知恵というものが欠如しているがなんとか証拠を消そうとしたりするも、刑事にみつかる。
最後は悲惨な・・・
こんな感じ。
世の中にはこんなヤツが実はかなりの数いる。日本でも実はかなり多いと思う。
日本の場合はコレが発砲というよりも自己愛しかねえバカ野朗やバカ女は素手の暴力やストーカーなどに変るだけだ。
銃で吹っ飛ばされるよりも素手で殴られたりストーカーされたり、そんな結末のほうが日本には多い。
アメリカの小説だが、日本の田舎の高校中退ヤンキーがわがままやって最後には当然の結末、みたいな小説。
日本女子の場合ならドンキホーテや「待機所」でラブホテルに行ってきったねえマンコで性病撒き散らして責任すらとらず、父親が誰かもわからんような女の小説。
とでもいいましょうか。
アメリカ、日本に限らず「人の心なんか生まれた頃にすでに忘れてる癖に、人のせいばかりにして、緻密な犯罪計画立てたりする事や殺人鬼にすらなれないただの大馬鹿者」がいるわけですが、そんな「人の心なんか最初からない人」の最後を暗示するような本です。
良識派は読後感が悪いでしょう。とにかく女の人に対する暴力と殺戮。
だが、ある意味現実しか描いていない小説とも言います。
好きな方はどうぞ。
ま、粗暴なやつはどこの国でも粗暴って事がわかると思います。