自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。
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甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実 感想

甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実 中村 計 (著)
1992年夏、星稜vs明徳義塾で今メジャーリーガーの松井が試合中一回も打たせて貰えず全打席ファーボール。
この試合生で見てたけど「んー」と誰もが思った試合。
その後の高野連(偽善団体w)も「勝てば良いものではない」みたいなコメントが出たのを覚えてる。
ファーボールだけの支持を出した明徳の監督は「地元の応援を背負ってるから」というもの。
野球としては全くつまらん、でも「勝負」というものはこういうものなんだろうな、と当時思ったんですよね。
で、この本が面白いのは「とっくに過去」になった関係者全てにインタビューをしているとこ。
松井の当時の気持ち
明徳のほうの全打席ファーボールの支持を受けいうことを聞いた投手の気持ちを筆頭に色んな人に今だから言える気持ちをレポートしている。
かなり興味深い回答ばかりです。
「勝負したかっただろうな」とか誰もがそう想像するが、現実に明徳ナインは全く違う気持ちであったのが興味深い。
ネタばれになるからいわないけれど、相手の投手の天然ぶりが凄く良い味だしています。
スポーツ好きな人じゃなくても凄く面白く読める本だと思います。
スポーツは個人戦も面白いけれど、チームで戦うというのは一人ではないからこそ面白いなあ、と。