自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。
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物乞う仏陀 石井 光太 感想

物乞う仏陀
石井 光太 (著)
最近は不景気のせいか海外旅行が少なくなってるみたいですね。
まー、日本でも見たい場所いくらでもあるもんなー、と。
日本のやばいエリアというか貧民街と言ったらどこを思い浮かぶだろう?
色んな場所が思い浮かぶとしたら多分それは危険エリアだ。
よく、日本人が海外で殺されたりする事件があるが、事故みたいなモン(いきなり拉致とか)もあるわけですが、そうじゃない場合も日本人には多いといわれている。
そう、ようは「そんな時間にあの場所に一人で歩くなんて襲われて当然」みたいな。
確かに世の中には「悪意」の固まりのみで生きてる人がいる。
日本の危険地帯、思い浮かぶ場所があるとしたらそれは多分正解。
そういう場所に行かざるをえない場合は注意深くなるのが当然。
日本の場合でもかなり危ない場所は案外多い。
この本のレポートは危険地帯ではない。
障害者と乞食エリアだ。
悪い言い方で言うけど世界(主にアジア)の乞食エリア、障害者エリア(乞食+障害者ダブルもある)のレポート本。
ジャーナリスト的見地と見世物的見地と両方からの視点で読める。
ジャーナリスト、見世物、両方の気持ちで著者は紹介してるんだけど、自分の中での差別意識を反省するとこが多々あり興味深く読めます。
私が衝撃を受けたのが、「ハンセン病しか住んでない村」だ。
この本にはそこの章に衝撃を受けた。
乞食や障害者の場合、しかもアジアだしまあ想像できるんだが・・・・。
ハンセン病だけの村・・・。
しかもアジアの奥だからまともに教育を受けてないため、近くにいくとうつると思う人が多く・・・。
国もそこを放置しているとまずいと思うのか「きかないクスリ」をたまに渡すだけ、という有様には少しびびった。
売春婦なんかがエイズになろうがどうでもいいんだが、こういう病気の場合はやはり他国といっても凹みますね・・・。
日本に住んでるぶん、どうしても見世物気分になってしまうけれど笑えず、「どうにかなんねーのか、、、、」と本気で思うような内容ばかりです。
日本の渋谷で遊んでる千葉のギャルとかに読ませてやりたいです。
読後感は悪いけれどお勧めです。