解説:3つの作品 | ◎時空の螺旋◎ spatio-temporal-*HELIX*

◎時空の螺旋◎ spatio-temporal-*HELIX*

この世界の美しさ
自然の摂理の巧妙さ
命の営みの不思議さ

センス・オブ・ワンダーをアートで表現します。

辻麻理子著「6と7の架け橋」を読んでいる途中、
 
ゼロポイントとは何か
何故それを知る必要があるのか
ゼロポイントを理解したらどうなるのか
 
を知りたくなって「pointO」シリーズ3枚を描きました。
 
3枚ともにゼロポイントとして配置したのは
二次元の絵に三次元の透明な球体。
 
 
火の世界をかいくぐり
水の世界に浸る今…
 
描いてる最中に感じたり描き上がったときに感じたメッセージをつけています。
 
メッセージを自分で書いてから、
ああっそういうことか!
と絵に描いたものを理解できることが多く、自分の中で角度を変えて捉えられるので書いて留めています。
 
 
水の世界にある球体を、
火の渦と水の渦の中心に持って来る時が来たんだなぁー
と感じたのですが
ちょうど改元のタイミングに描き上がり
上皇様の「平成は戦争のない時代であった…」
という言葉にハッとしました。
 
火の世界…国として大きな戦争を体験し
水の世界…平和の中で個人の自由が尊重された
 
両端を知り
相対するものたちが
接点で創り出すのは
角度と位相の異なる
新しい世界
 
次は火と水の融合。
令和がゼロポイントの時代であることを求められているのかもしれない。
 
 
水の世界に描いた龍は守護者です。
 
お役目は知識と叡智の制御。
 
刺激的な知識を未熟な子供に与えちゃったら?
精神的成長の妨げになりかねない。
 
守護者の龍はR-15指定の管理者みたいなもんですね。
 
内面を鏡映しとして見える世界で私たちは成長を促されている。
小学生が中学生になるように、許容範囲内の叡智を受け取りつつ、段階的にね。
 
 
けれど、ゼロポイントに至ることで鏡は必要なくなる。
 
「pointO-1 天地」の上下2つの世界の間に
光の球体が存在し、翼に見えるエネルギーを放出しています。
 
内面を周囲に映し出し己を知りつくせば
ミッションクリア!
鏡は必要なくなって透明になってドバッと叡智が流れ込んでくる。
 
R指定からの解放です。
 
そして私たちは多次元的な存在であることを自覚する。
色んなものを自由に…
自然のエネルギーでさえ自由に
使いこなせるようになる。
 
自然のエネルギー…つまり龍の姿に見える意識体やエネルギー体もね。
 
目の前のものは、
エネルギーがそのカタチに見えているだけ
だということを体感をもって知るから。
 
上下の渦として二分されていた世界は消え、
光の球体に集約します。
翼のようだったエネルギーはインフィニティーの形に循環しています。
 
上下は天地を貫く光の剣、
左右は自然界のバランスを示す光の矢。
 
孔雀の尾羽、蝶の形、広げた翼…
 
私が妙に惹かれるそれらの形は、
世界の仕組みを表す図形だからなのかもしれない。
 
先ほど読み終えた「6と4の架け橋」より、
感銘を受けた言葉をシェアしておきましょう。
 
研ぎ澄まされた知性と感性を束ね、ハートの中心にあるゼロポイントに意識をチューニングして、二元性を統合したその先にあるものを見つけたまえ。
 
わたしたち一人ひとりは、自らの光を発しながら、この惑星の未来を彩ってゆく。