〈石灰龍の謎解き vol.3からのつづき〉
進行方向から90度、
石灰龍の子宮口を抜けた先は
薄暗く青白い空間だった。
果てしない奥行と高さを感じた。
中心にまっすぐ伸びる道を、私は歩く。
左右に、風景のようなものが見えるような見えないような・・・
熱を出したときによく見た夢の空間を、薄暗くしたような感じだ。
道を挟んで左右対称になっているのが分かった。
・・・鏡と鏡の間を通っているようだな・・・
そう思った瞬間、左右の風景がゆっくり開きだした。
まるで左右同時に扇子を開くように。
花びらが一枚一枚開くように。
鳥が両方の翼を開くように。
中心から何枚もの”面”が重なり・・・
・・・合わせ鏡!
”面”は中心からどんどん湧き出てくる。
・・・これは・・・ひとつひとつの面が、次元!?
やがて”面”はうねりを伴い、面の縁取りが”線”になった。
うねる”面”の縁取りは・・・”波”だ!
正弦波、余弦波・・・
・・・三角関数の波みたい。
・・・これは、フーリエ変換だ!
直感で思った。
そうか、三次元の世界のものは三次元に合うように変換されているんだ。
本来はもっともっと別の性質を持つ、無限に広がったもの。
その、一部分だけを、三次元で体験している。
360度に広がっている、その中の一つの角度に存在する面を、
私たちは「私」とし「この世界」として体験しているんだ・・・
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”波”はほんまはこんなにカラフルではありません。
白か金色の光の波でした。
波が変化してたゆたっている間も
どんどん面が湧き出てきてるし
湧き出ると同時に奥へも遠ざかるようだし
波の形は変化し続けるし。
私が見たビジョンはまるで・・・
”Windowsのウインドウを5枚ほど重ねて
全ウインドウに動画を再生して
全ウインドウを半透明にして
全ウインドウを同時に見る”
というような感覚だったので
どう、平面の静止画に描いたらいいのやら・・・
悩んだ末のこの色使いです。
そういう目で見ると、苦悩が現れてる絵でしょ?
数種類の映像を同時に見る、という体験は
「火の鳥」でもありました。
この感覚、もしかすると昔の人々は当たり前にできたものかもしれないな、
と、これも直感ですが思いました。
レムリアの人とかさぁ。
聖徳太子が10人の言葉を聞き分けたっていうの、
あれもこの感覚を研ぎ澄ましたものなんじゃないかな。
脳内でウインドウ10枚を同時稼働、みたいな。
で、私が見た波にそっくりな図をLYREさんのブログに発見して、
出所をお聞きして私も拝借しました。
こ、これだっ!ビビビっと思ったのです。
すべて同じ波形を、角度を変えて見た図です。
角度の違いがカタチの違い、位相の違い、周波数の違いを生み出すのならば、
「すべての物事は同じ一つの現れ」
という言葉の意味に納得できます。
次元のこと書いておきます。
ゼロ次元は点。
一次元は線。
二次元は面。
三次元は立体。
それぞれ、展開図にすると一つ下の次元になります。
四次元は、立体が展開図になるような世界。
想像もつかない・・・けど想像で作ってみました。
なぞなぞ風にしてみます。
二次元世界の円さんが一次元の世界へ遊びにいきました。
さて、どうなるでしょう?
”線”しか認識できない一次元世界の住人から見ると、二次元世界の円さんは、
時間と共に長さが変わる不思議な線だなぁ・・・と認識されます。
面が線に変換されて見える、と言えます。
これって積分の概念?
三次元世界の四角すいさんが二次元世界へと遊びにいきました。
さてどうなるでしょう?
二次元世界では立体は面に変換されます。
二次元世界の住人から見れば、
四角すいさんは時間と共に大きさの変わる四角形。
マルチスライスCTみたいなもんですよ。
四角すいさんが転びました。
四角すいさんの側面は三角形。
二次元世界の住人から見れば、急に四角形から三角形に変化する摩訶不思議な現象として捉えられるでしょうね。
さて三次元世界の住人である私たち。
四次元以上の世界の住人は三次元世界に合うように変換されて見えている。
『インターステラー』というSF映画のセリフにありました。
「あいつら(五次元世界の住人)は、山を登り下るように自由に時間を行き来できる。」
”時間”も、別次元から見れば性質が違ったりカタチがあったりするのかもしれませんねぇ・・・
ここまではOKですかね?
私が見たビジョンは、
”私たちに見えている世界は、実はもっと大きく広がる何かの一面だ”
ということを表していました。
四次元以上の世界の住人が三次元世界に合うように変換されて見えるどころか、三次元の世界そのものがそれ以上の世界の一つの角度の一つの面にすぎないということを表していたような・・・。
・・・
脈動するトーラス。
ビジョンの中で歩いた青白い道は、
もしかするとドーナツの穴部分、
トーラスの中心の空洞だったんじゃないだろうか・・・
とこの画像を見て思いました。
私が見たビジョンは以上です。
なんでこれがツインレイ・ツインソウルと関係するのか
とか
フーリエ変換や三角関数についてのお話は
次回に持ち越しま~す。