「共存」 | ◎時空の螺旋◎ spatio-temporal-*HELIX*

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この世界の美しさ
自然の摂理の巧妙さ
命の営みの不思議さ

センス・オブ・ワンダーをアートで表現します。

 

 

幾何学ブームはちょっとお休みして

今回はペットの話です。

 

 

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「共存」

 

僕は命をまっとうする。

 

生まれてから死ぬまでを

 

”生きる”

 

ただ、それだけさ。

 

君もそうだろ?

 

みんなそうだろ?

 

一体何を、どうしたいというの?

 

君が僕を必要とするとき

 

僕も君を必要とする。

 

ともに生きよう、

 

君のそばで。

 

今を生きよう、

 

僕のそばで。

 
 
 
 
 

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スキャナで取り込むと黒が強調されるみたいです。

 

実際の絵はもうちょっとマイルドなんですよ、ホラ↓

 

 

あんま変わらんって?

 

まあ、いいんですよ、

この黒猫は目立っていいんです。

 

というのも、この黒猫は現在里親募集中の

実在する赤ちゃん猫をモデルにしたからです。

 

黒毛にうっすら縞のある毛並みなんだそうです。

ブラックスモークってやつですかね。

 

千葉県?で合ってますか木霊さん?

近郊の方、興味ある方、飼いたいっ!という方、

ぜひ木霊さんのブログをチェックしてください。

 

”黒猫誕生!里親さん急募です”

 

ミルクの頃から育てた猫は

人間のこと大好きになってくれて

ひとなつっこくてカワイイ子に育ちますよ。

 

 

私は植物を含め生き物が大好きなんですが

動物園、水族館に行くとちょっと心苦しかったんですよ。

 

檻の中で退屈そうだったり

人間に見られるストレスで毛が抜けてたり

水槽にぶつかって怪我してたり。

 

生き物は本来の姿で自然の中で生きるのが

一番幸せなんじゃないかと・・・。

 

動物には”今”しかない。

人間から見てどんなに酷い環境でも

残酷で可哀そうな境遇でも

動物はすべてをあるがまま受け入れ

生きる喜びで常に幸せなんだ。

 

どこかでこんな内容を読んで

すごく嬉しかったし

ああよかった、と安心しました。

これで心から動物園を楽しめる。

 

ところがですよ。

 

TVで見た保健所で殺処分を待つ犬は

怯え切って固くなって

人間を怖がってエサも食べない。

 

本当に幸せなの?

 

可哀そう~

助けてあげて~

と嘆くのも

 

飼い主捨てるなっ

責任持てっ

と憤るのも

 

なんだか違う気がする。

 

どちらかというと、ノラ犬ノラ猫の生き方が

生物本来の自然の姿に近いんじゃないのかな。

 

それを許さないのは人間なんですよね。

人間の都合とか怪我や病気を防ぐため

未然に回収し処分する。

 

なんと傲慢な・・・。

 

最近読んだ林業の本に書いてあったんですが

 

山の神様に土地を貸してもらって

住まわせてもらっているということを忘れるな

大地の恵みをおすそ分けしてもらって

生かしてもらっていることを肝に銘じておけ

 

そんなようなセリフがありました。

 

同じことが動物にも言えるんじゃないかな。

 

山を開拓してイノシシやシカやサルの住処を

人間は譲ってもらった。

 

海を埋め立てて環境を変化させ

たくさんの生物の命を犠牲に

人間は繁栄させてもらった。

 

人間との共存を選んでくれた動物も

たくさんいた。

 

傲慢な人間の行為も

あるがまま受け入れてくれた。

 

そこには感謝しかないです。

 

 

わぁ~キレ・・・黄砂すげっ

でも景色キレイ~

 

と何気なく撮った写真ですが

下のほうに■があるの分かりますか?

 

黒猫のイラストと、

「ヒジキ ありがとう」

という言葉が書かれていました。

 

きっと黒猫のヒジキちゃんを

見晴らしのいい素敵な場所に

埋めてあげたんですね。

感謝の言葉と共に。

とっても愛を感じました。

この方が猫と過ごした時間は

とても豊かなものだったんでしょうね。

 

 

私の父も保護した子猫を育てていました。

子猫は父と人間が大好きになって

たくさんの人に可愛がられたし

たくさんの人を癒し愛し幸せにしました。

その存在も共有した時間も

かけがえがなかったと思います。

猫は一年を待たず交通事故で亡くなりました。

私の祖母、つまり父の母が亡くなった時以来

20年ぶりに号泣したと父は語りました。

祖母の死因も、交通事故でした。

大切な存在を2度も交通事故で亡くして

なんと残酷な・・・と思う一方で

ちょうど23回忌だったその年に

祖母が猫の姿になって

父に会いに来たのではないかと

ふと思うのです。

同じ死因を選んだことで

それを伝えようとしたのかもしれない。

この世界は解釈次第です。

 

”助けてやる”

”飼ってあげる”

ではなく

謙虚な心で

”共存する”

 

そしてかけがえのない豊かな時間を共有する。

それは双方にとってとても幸せな生き方だと思います。

 

黒猫ちゃんたちに素敵な出会いがもたらされますように。