「雷と龍」 | ◎時空の螺旋◎ spatio-temporal-*HELIX*

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この世界の美しさ
自然の摂理の巧妙さ
命の営みの不思議さ

センス・オブ・ワンダーをアートで表現します。

月夜の海面を、

静かに龍が泳いでいる。

 

深海龍だ。

 

私はこの龍が何色か分からない。

 

深海では海の色を反映したような

濃紺~水色の青のグラデーションに見える。

 

昼間の海上で会ったときは

太陽の光を跳ね返すような

オレンジ~金色に見えた。

 

今、月明かりでたてがみが輝いて見える。

体は周囲の海と同じ色だ。

 

時々振り返って私を見る。

 

「一定の距離を保ってついてきなさい。」

 

と言われたように思う。

 

あたり一面は海。

水平線しか見えなくなった。

龍はぐるぐると円を描いて泳ぎ出した。

 

いつの間にか、真っ黒な雷雲が真上に渦を巻いている。

激しい雷が海に降り注ぐ。

 

海の渦の中心から深海龍が飛び出した。

大きな口を開けて、雷に食らいつく。

 

食らいついては深海に潜り、

渦から飛び出しては

雷に食らいつく。

 

何度も何度も。

 

 

 

 

その激しく猛々しい様子は

深海で横たわっていたときに感じた

慈愛と癒しのイメージとはまったく違っていた。

 
つづく

 

 

 

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深海龍って何なん?って方はこちらへ↓

 

 『深海龍』http://ameblo.jp/spatio-temporal-helix/entry-12247352314.html

 「深海龍の眼」http://ameblo.jp/spatio-temporal-helix/entry-12248683501.html

 

タイトルクリックでリンクしたいのにうまくいかないので長々とURL載せてます・・・

どうしたらいいんだ?

 

 

私はこの激しい龍の姿を見たとき、

 

「荒魂(あらみたま)」

 

を思い出しました。

 

神社にはあんまり詳しくないのですが・・・

 

龍が見えるようになったころ、

なにやら意味深な夢を見て、

夢で見た場所を現実に発見した!

という経験をしたんですよね~

 

それが伊勢神宮の「荒祭宮」という、

天照大御神の荒御魂を祭っていた

お社だったんでびっくりして、

荒御魂ってなに!?

と調べた、というわけです。

 

以下の緑字は分かりやすかったサイトからのコピペをちょっといじったものです。

 

神様自体は本殿で祀っていますが、それとは別に魂を祀ることがあるんですね。
これは、日本の神道の一霊四魂(いちれいしこん)という考え方が関係しています。

人の心は4つの魂からできていて、それをまとめているがひとつの霊(直霊(なおひ))である、という意味です。
直霊が4つの魂をコントロールしているわけですね。

4つの魂は、

 

荒魂(あらみたま)・・・勇 =前に進む力(行動力・外交力)

和魂(にぎみたま)・・・親 =人と親しく交わる力(平和・調和・親和)

幸魂(さちみたま)・・・愛  =人を愛し育てる力(思いやり・相互理解)

奇魂(くしみたま)・・・智  =物事を分析し観察し悟る力(観察力・分析力・理解力)

 

です。
「勇」「親」「愛」「智」は、魂の役割や機能のようなものです。

これらがバランスよく調和することで完全な形となるわけですね。

 

 

でね、

深海龍が雷を食らっていた姿は「荒魂」

深海で横たわっていたときは「幸魂」

月明かりで泳いでいたときは「和魂」

昼間の海上で見たときは「奇魂」

(原始の海を見に行こう、と誘われたので)

 
そう考えるとしっくりきたわけです。
 
そのつど色も違って見えたし。
 
お天気龍も、いぶし銀の時と
夜の黒龍の時では役割が違ったようだし
 
龍の子供も、馬のときは「奇魂」
龍のときは「和魂」
 
と考えると、理解しやすい!
 
 
私の中では大発見なわけです!!
 
 
雷と龍の話のつづきにはスケールの壮大な
発見がまだまだありました。
 
次回をおたのしみに。