「風は全くない。東の空に入道雲が、高く日に輝やいて、つくりつけたように動かない。ストローブ松の林の影が、くっきりと地に濃く短かかった。その影が生あるもののように、くろぐろと不気味に息づいて見える。」



これは三浦綾子『氷点』の書き出し部分。これから起こる様々な事象を予感させ、小説の舞台となった旭川見本林の凍てつくような寒ささえも感じさせる冒頭の文体ですよね。
クリスチャンの彼女ならではの「原罪」をテーマにした不朽の名作といえるでしょう。
信仰心の薄いワタクシ、濡れ頭巾ちゃんも「汝の敵を愛せよ」の境地まで高めるよう、サウナ・水風呂で修行していきたいと考えています。



さて北海道滞在二日目「氷点」の舞台となった見本林から美瑛を抜けて朝の爽快ドライブ。



日帰り入浴で十勝岳山麓の白銀荘にやってきました。こちらも三浦綾子の名著「泥流地帯」の舞台になった上富良野町にあります。



外気温はなんとマイナス23度。ちなみに水風呂は8度です。
上質サウナで約10分間汗を流したあと、水風呂に入らず外気浴音譜外に出た瞬間、空気を吸い込むと冷たすぎて咳き込んでしまいます。
肺が凍るカンジかな雪の結晶さらに10秒で体毛が凍りつき産毛が真っ白に叫び
そしてなんとなんと、20秒でチ○毛につららがドクロ
写真を掲載できないのは残念ですが、初めての体験でした。



そんな驚愕の体験をした後は、旭川に戻ってサウナのハシゴ。
グランドホテル地下にある「プラトー」に寄りましょう。



おつまみ付きプラン1600円でクラシックなロッカールームへ。



ちょうどお客さんがいなかったので、浴室にも潜入しましょう。



15℃の水風呂も完備、レンガの壁の奥には高温サウナと素晴らしいスチームサウナがありますドキドキ



ここ、旭川はサウナ先進国で子供も一緒にサウナにはいります。
もちろん走り回ったり、騒いだりすることもなく紳士的。
そんな小さな紳士のためにL、LLサイズの他に「子供用ガウン」が用意してあります目



かるく二回戦(ハシゴしているので抑え目)の後は、ラウンジでミニビール。



あ~、完全にととのったーグッド!
まだまだ時間が早いけど、酒場に繰り出そうかな走る人
向かうは旭川駅前ビル1階にある「たけや食堂」



ここは創業60年の老舗。
70過ぎのお母さんと美人の娘さんの二人で切り盛りしているみたい。



残念ながら娘さんはいなかった。まずは湯豆腐とビール。



つづいて日替定食のごはん抜きチョキ



旭川ってサイコーアップアップ