2008-10-17Amebaブログから
11月になったら、最高裁は、来年五月に始まる裁判員制度の候補者に対する通知を発送するそうです。
総勢で29万5千人。で、届かなかった人は、来年中にこの制度の対象になることは無いとのこと。
遠慮したい旨を申し出るための調査票とか、裁判員制度に関しての詳しいパンフレットとかが一緒に届き
自衛官とか、警察職員とか、70歳以上であるとか、学生であるとか、端っから裁判員に適さない理由
とか、体調の理由で、仕事上の理由で、辞退を希望するという事柄を、12月半ばまで
返送しなければならないそうです。
裁判員として立ち会うのは、殺人とか、強盗致死とか、危険運転致死とか、まあ、人殺しをした人を
裁く場所なんだそうですけど、裁判員として呼び出し状を受けた時点でも、下記の理由に該当する
ようであれば、辞退を申し出ることが出来るんだそうです。
第一に、自分の体調。
緊張しいとか、そんな理由ではなく、当日高熱を出しているとか、怪我をして移動が無理とか、
妊娠していて、長い時間の拘束は危険だとか、
第二に、仕事上の都合
この日に自分が中心になって大きな取引があるとか、コンビニのバイト店員だけど、年末年始の多忙な時期だから、この日を空けるとお店に多大な迷惑をかけてしまうとか、日常的に人手が不足し、自分が欠けると、会社の運営が悪化するとか。
第三に、この日親族の葬式とか、結婚式であるとか。
それで、もし、このようなことが我が身におきることが無く、引き受けることになった場合ですけど
私は物凄い緊張しいで、あの静寂に満ちた裁判所での時間を思うと、それだけで憂鬱になります。
でも、よく考えてみれば、人を殺したって、一人位では死刑にならないのですから、
当日、緊張のあまり居眠りしたとか、椅子を鳴らしたとか、コップの水を零したとか、
途中でトイレに行ったとか、お隣に話しかけたとか、そんなことをしても、
厳罰を受けることは、ありえないと思います。
いえ、絶対にありえません。
この裁判員制度の目的ですけれど、専門的な先入観を持った知識でなく、全く素人の考えを持って
罪人の罪状を決めたい、ということなのだそうです。
常日頃、いろいろな犯罪に対して、こんな裁きで良いのかと、疑問に思う今の時代、この制度は
それなりに、理に適っているとも思えます。
それでも尚です、人前に立つことが苦手であったり、人前で発言することが苦手であったりする人には
長い時間、多くの人の前に曝されて緊張しているという、なんでもない人にはなんでもないことが、
ある種拷問にも等しいということを、専門的な先入観という知識を基にこの制度を決められた方々は
どれくらい判っているのか、甚だ疑問でもあります。
せめて、選ばれて、裁判員として、法廷に立たれた方の、事後の精神的な負担をしっかりと把握して
そのケアもしてもらわねば、仏作って魂入れずみたいな結果になりはしないだろうかと思う今日この頃です。
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裁判員制度が制定されで二十年近くになる
守秘義務というものがあるので、経験者の意見を聞く機会はないと思うが、当時、自分が選ばれたらという心配を本気で考えていた
それで報酬について、その当時の法務省のサイトに概ね8000円という金額が表示されていた
それに交通費、遠方の場合の宿泊費など
規定では会社は休み扱いにならないとあるが、今の時代個人で仕事を受けている人はたくさんいるわけで、タイミーとか、タウン紙などの配達とか、そういう、補償の無い仕事をしている人もたくさんいる訳で
休んでも給与に問題が生じない人とは大きな隔たりがあると思う
そしてまた2008年当時の平均最低賃金は約700円
今は1121円
単純に計算すると
8000÷700=11.42日 11.42×1121
12800円にならなければと思うのだが
国の機関は国民になにかを求めるときは迅速に動くのに、一旦なにかが決まると世の中の物価や生活環境の変化を把握しているのだろうかと思うことがよくある
因みに
年齢は選挙権を有する人が対象で
みなさんに参加してもらう制度ですから,裁判員は原則として辞退できません。 ただ,70歳以上であるとか,学生さん,妊婦さん,病気やけがをしている方,経済上重大な不利益が発生する場合
は、受けなくとも良いのだとか
私の悩みは杞憂に終わりそうだが、受けなく土も良いと言われると
一度くらいはと思ったりする