粗忽者 | ミナミのブログ

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のんびり、、まったり

2010-10-6Amebaブログから

私は、生来物忘れがひどく、越し方の人生の中で何度もとんでもない失態を演じながらも、相変わらず懲りないというか
年齢相応に物忘れが定着しつつある今日この頃です。
 
これまでにしでかした物忘れの最たるものは
大学の、教授推薦受験日を間違えたことでしょうか。
 
いろいろとわけがあって、第一志望の大学は筆記試験が通りながら思想問題でペケになり、泣く泣く諦めて
高校時代の恩師の仰せに従い、某大学に入れて頂けることになったのに、です。
 
それまでの物忘れはせいぜい制服の下にパジャマを穿いていくくらいだったんですけど。
 
夫とまだ他人だった頃、伊勢佐木町の松坂屋の前で待ち合わせをして、目の前を夫が何度も通り過ぎたのに気が付かないで、お嬢さん、お暇なら一緒にお茶を飲みませんか?って夫に声をかけさせたのも、その所為だと思います。
 
娘が生まれたとき、退院するにあたり、我が子を間違えないで連れて帰れるだろうか、って秘かに真剣に思い悩んだんですけど、私とそっくりな子だったので、その心配は杞憂に終わりました。
 
息子が幼稚園に入った頃は、四時と十四時を読み違えて、お泊り保育の大型バスが家の前に着いたとき、吾が子をのんびりお風呂につけている始末で。
 
その次は
子どもの学校のPTAの席で知り合った女性とその日のうちにスーパーで再会したときの事。
 
買い物をしていると、見知らぬ女性から、車で来たの?と声をかけられた私は、え~?この人何なんだろう、って顔でその女性から遠ざかったんですけど、次のPTAの会合で、お会いした方から、○○さん、私の顔忘れたんでしょ、っていわれて、、でした。
 
 あれ?ちょっと待って。これって物忘れというより、粗忽者ってことかな?
 
 そうそう、忘れ物。
 自慢することでもないんですけど、電車の中に傘を忘れたのって、両手の指に両足の指を足しても足りないくらいなんです。
 
そんな私に、この少年が発明した装置があれば良かったのになあ、なんて思ってみたりしています。
 
 今日は、2006年に 小学生が初めて特許を取得した日 なのだそうです。
 
取ったのは、当時小学六年の山本良太君
 
通称「傘お化け」という
こちらの装置は人が通るとセンサーが反応して、
「カサ持った?」という文字が書かれた傘が
開閉して忘れ物を思い出させてくれるそうです。
 
なので、私めは本日を勝手に お化け傘の日 と命名致した次第です。
 
因みに山手線での忘れ物は、年間40万件にもなるのだそうです。
 
粗忽者って、私だけじゃないんですね。
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方向音痴、ひとの顔が認識出来ない、このような事象には正式な病名があるとか

顔が覚えられないのは、

相貌失認

遺伝的な発達障がいによるものと、後天的なもの

成る程。
遺伝的な部分に関しては、母もかなりの粗忽者だが、人様の顔や、時系列に関する記憶力は、頭の中にパソコンでもあるのかと思えるほどしっかりとしていて、八十を越えても認知症を示さず、父もまたそうであったから、隔世遺伝なのかと思われるけど、小学二年の時に交通事故で頭を強打した経験もあるので悩ましい

そして方向音痴

これは
空間認識能力の不足

空間認定能力とは、空間にある物の状態を正確に把握する能力だそう

この能力は女性の方が低く、男性は高いのだとか

かつて、地図の読めない女という言葉が流行ったことがあったが
とすると、空間認識能力の高い子は知能指数が高い、という説は、暗に男性は女性より知能が高いと言っているのだろうか?

それにしても発達障害とはなんと都合のよい言葉なのだろう

忘れ物をする人がそれに含まれるなら、年に40万の忘れ物から推しても、世の中には相当数の発達障害者がいることになる

尚且つ、海外の脳科学者によると、今世界で成功を修めめている人、会社を経営している社長、の大半は発達障害者なのだそうだ

その論理で行けば、今の世の中は発達障害者で回っていることになる

それを然も人生の失格者のような表現をする不思議さ

不思議といえば、女性の総理はまだ誕生したわけではなく、国会の承認が得られてから、なのだそうだ

この話を聞いて
かつて野党の党首でありながら、政権をとりながら、総理にはなれなかった女性を思い出した

世の中の男性は本気で全ての女性は地図が読めないと思っているのだろうか

発達障害で思い出したが、夫の人生をかけての希望で、会社の従業員には知的障がいとされた人や幼くして両親を亡くした人が多く働いていた

その人たちの心理を知りたくて、当時、小田晋という心理学の教授の通信講座を一年かけて受けたことがあった。

答えは論文式で
小田教授は、その論文に、時には私が答えた倍以上の文字数で解説してくださる、とても丁寧な方だった。

その心理学を学んでいる経緯の中で、別の教授と話す機会を得て、その方からこんなお話を聞いた
学校生活に馴染めない子、集団行動が苦手な子、親が手を焼く子
そのような子どもの方が、おとなしくて聞き分けの良い子より、大人になって大成する人が多い

それは何故なら、親や回りの大人の手を煩わせて成長するから
手塩にかけるとは丁寧に見ると同時に、常に子どもと向き合うことだと

思えば夫は現場でも自宅でも、どの場面でも、言葉や行動で社員を叱責することはなかった。

彼らの大半は通常三年で独立出来る、比較的易しい作業を覚えるのに10年の歳月を費やしていた
 
現場の監督さんは最初、そんな様子に呆れたり、苛立ったりしていたが、二十年過ぎた頃、その彼らを指名して仕事をくださるようになり、私たちの手から離れた今も、彼らは現役として働いている

私は残念なことに大学で哲学を学ぶ機会は得られなかったが、夫や子ども達、会社や社員を通して関わった多くの人から生きた哲学を学んできた

人生とは結論の無い物語のようなものだと思う