家族 | ミナミのブログ

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のんびり、、まったり

■ 2002/07/06 (Sat) 会社のHPの管理人室の文章から

 

今日は

天明三年(1783年)7月、浅間山が大噴火をした日。

史実によると

同時期に起こった北欧ラキ山の噴火と相俟って

世界の気象に影響を及ぼし

天明の大飢饉はおろか

間接的にはフランス革命の原因にさえなった

と言われるほど大規模な噴火であったそうだ。

そのとき、鎌原村というところでは

生き残った者同士が集まり、一つの家族を構成したという。

夫を亡くした妻は生き残った男性を

子供を亡くした親は、親を亡くした子供を引き取って、と。

そして、そのことにより

立ち直る力も大変勝っていたそうだ。

家族を亡くしたものが、互いに寄り添いあう。

壷井栄の「母のない子と子のない母と」も

同様な、小豆島の小さな村を舞台に

戦争で一人息子をなくした母、おとら小母さんと

母を亡くした二人の兄弟のお話だ。

筋書きはさもないけれど、とても心の温まる小説だ。

人の心の痛みを知る。

言葉にすると安易に思えるが、やはり難しいものだと思う。

家族を失くしたものの悲しみは

同じように家族を亡くしたものでなければ解らないのだろう。

家族とは、そこに血縁が無くとも

心の痛みを持って寄り添えば成立するものなのかもしれない。

もしかすると、その繋がりの方が絆が強いのかも知れない。

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外国のInstagramに、

普通の生活をしている日本の様子を載せ

crazyとコメントしているものが有って

何事かと思ったら

 

過去のアニメの中での予知夢に由来して

昨日、日本に巨大な津波が襲うとされていたとか

 

海外のみならず、日本の、テレビに出ている

大人と言われる年代の人までそれに言及して

 

実に不躾な表現であることを承知で言えば

インターネットを駆使出来るほどの

大の大人が

何を考えているのだろうと思った

 

科学の進歩の最たる世界に居ながら

科学的根拠もない世界の話を

衆人環視というテレビの画面に向かい議論する

 

挙句新聞記者は

政府にまでその正誤について見解を求める

 

しかし一方で日本のアニメの普及率というものに

改めて感心した

 

 

日本のアニメの歴史は1917年に

三人の作者が同時に発表したものが始まりなのだとか

 

テレビアニメとしては1963年の鉄腕アトム

同時期にシャンプやマガジンという

アニメ雑誌が創刊され

 

ところが外国では

日本のアニメに対する保護の脆弱さに

著作権などを無視して

極似した内容のアニメ映画を作ったり

内容はそのままに

セリフだけ自国の言葉に替えた雑誌を発行したりと

 

まるで柵の無いため作物が取り放題にされている

そんな感じで有り

 

因みにここ数年

アジア圏の国々の人によって紹介される

1980年代の思い出の品物には

ほぼ100%近く日本のアニメのキャラクターや

アニメ自体が存在している

 

しかし、日本では

子どもの頃からアニメに親しんだ人が

大人になって電車の中や公共の場

でアニメ雑誌を読むようになり

テレビの中の知識人により

一億総白○化と揶揄されるようになったために

 

ある程度は訴えても

自分を大人と認識している人にとっては

アニメごときであり

それに価値を見出すということを

良しとしない風潮が有った

 

アニメの権利を主張するのか逆に恥ずかしいという

 

それを覆したのは

自身もゴルゴという雑誌を愛読する政治家

 

日本のアニメの著作権保護と宣伝を持って

バブル崩壊後の日本の経済立て直しを目指した

 

しかし、テレビの中の大人は挙って軽蔑し

結局最短に近い形でその活動の場は奪われた

 

それでもそれなりの成果は有ったようで

今、日本のアニメ産業は一つの分野を確立して

アニメから派生したコスプレ、アニメソングと

その市場は大きく膨らんでいる

 

ある意味一点集中型の

政治家で有ったのだろうと思うが

 

昨今の政治家を見ていると、

日本の経済をよくするために

これだけは譲れないという

その一点さえ持ち得ていないように思える

 

たぶん、こうしたいという信念などなく

こうありたいという思いで

それが適ってしまったので

何をしたらよいのか分からないのかもしれない

 

兎も角も

地震国日本で暮らす限りは、常日頃から

頭のどこかでそれを想定して生きていくことが

大事なのかもしれない

 

そして災害に遭ったら

まず近くにいる人たちと協力して

その災害を乗り越えていくことが必要なのだと思う

 

テレビやネットの中の大人は

他人の予知夢で不安を煽るよりも

起きた時にはどんな対処をするべきかを

論じ続けるべきだと思う

 

正に、備えあれば憂いなしであり

 

日本で生まれ、日本で暮らすという

そんな縁で繋がる人達が一緒に頑張れば

どんな困難も乗り越えられそうな気がする

 

一人だけど独りではない

は、日本のアニメ、ポケモンのセリフだったかな