■ 2002/07/10 (Wed)YAHOOブログから |
いつも同じ時間に自転車でそのおじさんはやってくる。
茶色いジャンパーを着たおじさんは、納豆、と一言
無愛想な顔をして、自転車を引いて歩いていく。
売っているのは
白い経木に、赤い鶏の絵が書かれている、三角の納豆。
こげ茶色の木の台の抽斗には
それぞれ、刻まれた葱と、辛子と、青海苔が入っている。
引き売り。
そういえば、籠に花を入れて売り歩くおばさんもいた。
それから、金魚を入れた盥を天秤棒で担いでくるおじさん。
天秤棒には風鈴もぶら下がっていた。
鐘を鳴らしてやってくるくずやさんの秤で、いろいろなものを測らせてもらったこともあった。
トラックいっぱい、積みきれないほどの日用雑貨を積んでくる人。
リヤカーで野菜を積んでくる人。
お豆腐やさんも暢気に笛を吹きながらやって来た。
あの人たちは一体何処から来ていたのだろうか。そして何処に行ってしまったのだろうか。
昭和の時代と一緒に消えてしまったのかな。
関西納豆工業組合では1992年に
なながつとおか、の今日を納豆の日と定めたそうだ
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昔、宇宙人のイラストは
頭と目が大きく、耳が無く
細い顎に小さな口
そんな形だった
知識が豊富で、多くのモノを見て
しかし誰かの言葉を聞くこともなく
誰かと会話することもない
それが宇宙人の顔
嘗ては人と人とが対面して、言葉を交わして
食べ物の売り買いをしていたが
今はスーパーやコンビニで棚から選んでカゴに入れ
レジに行き、計算して貰ってお金を払い
時にはセルフレジで
一言も会話せずに店を出ることもあり
いらっしゃいませも、ありがとうこざいますも
こちそうさまも、不要 中には強制されたくない
そんな人もいて
嘗てはなるべく長持ちする固いお菓子を食べていたが
今は殆ど力の要らない食べ物で、顎もシャープになり
過去の宇宙人は
ある意味日本人の未来予想図だったのだろうか
そんなふうに思うことが有り
そう言えば最近、相手が一体何を言いたいのか
分からないことが多くあって
完全に先方の問題なのに、何故かその解決策を
利用者側に求めて来る
そんな問題に直面している
問題は簡単な話で
自社の社員の意見を大切にしたい
それだけなのに
とても大きな問題を創り出して
その解決策を丸投げしてくるという
起きてもいない問題を解決出来る人間など、、
宇宙人であれば出来るのだろうか
謎だ
そう言えば一月十日は い、と、ということで
糸引き納豆の日というらしいが
甘納豆とか乾燥納豆でない
単なる納豆は
どれも糸を引くと思うのだが
昭和の時代に成長した人間にはいろいろと
分からないことの多い時代になったみたいだ