2003/09/10 (Wed) 横濱俳句俱楽部ほのぼのとから
天高く馬肥える秋。
これは、漢詩の、秋風曲の一節だ。
塞外秋高く馬正に肥ゆれば、將軍怒りて索むる黄金の甲を。
秋の空は青く、高く、そして美しい。
空の色の表現にはいろいろな言葉がある。
Deep Sky Blue 、Navy 、Dark Blue、Medium Blue 、Blue、Midnight Blue、Dodger Blue、 Dark Slate、Royal Blue、Steel Blue、Cadet Blue、Corn Flower Blue、Slate Gray、Light Slate Gray Sky Blue、 Light Sky Blue、Light Blue、 Pale turquoise、Light Steel Blue 、Powder Blue、Light Cyan、Lavender、Azure、Alice Blue
そして、青緑、浅葱、、色水浅葱、水色、瓶覗、 青、縹色、露草色、藍色、かち色、納戸色 、紺色、 紺青、 鉄紺茄子紺、紫紺、空色、群青色という呼び名がある。
秋の空の色は、秋の空の色でしかないのだが
乙女心と同じで、変りやすいのが、玉に瑕というところだろう。
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夫が血小板減少症と同時に記憶障害を起こして転居を余儀なくされた頃
家の中にばかりいるのが嫌で、近くのスーパーに働きに行っていたことが有った
それ以前にも以前住んでいた家の近所の人から
自宅に籠っているのは良くないと
パートの仕事を紹介されて働いていた経験はあるが
その仕事場は普通に厳しくはあったが
人格まで否定されることが無かったし
不慣れを貶しながらも必ず褒めてもくれた
それまでの三十数年は自宅自営という狭義な世界で
ほぼ24時間仕事を手伝っていた私には主婦仲間という存在も無く
見知らぬ街で世慣れた先輩たちから浴びせられる意味不明の無視や容赦ない言葉は
全面的に心が痛かった
もう仕事辞めてしまおうかな
そう思いながら
電動自転車で三十分ほどの
元米軍の基地の跡地に犬を乗せて行き、のんびりと時間を過ごし
ふと空を見上げたら
何処までも青く大きな空が有った
そこで私は思った
もしこの仕事をしていなければ、私はこの空を見上げることもなく
空の広大さや美しさを知ることも無かっただろうと
そう思うと、先輩たちの言葉などどうでもよくなり
私が辞めたらみんなが困るという存在になろうと思った
その時の人達と街で出会うと、旧知の友のように声をかけてくれる
心のどこかで彼らを否定していたのは自分自身だったのかもしれない