睡蓮鉢 | ミナミのブログ

ミナミのブログ

のんびり、、まったり

2003/05/31 (Sat)横濱俳句倶楽部の文章から


我が家の玄関の脇に、小さな鉢があり、鉢の中には目高が数匹と

睡蓮の鉢が植えられている。

今日、その睡蓮の花の蕾が、ほんの少し膨らんでいた。

エジプトのナイル河畔では、睡蓮がたくさん咲いていて

ナイルの花嫁と呼ばれ、国花になっているそうだ。

和名は、古くから、未の頃、午後二時ごろ咲き

夕刻閉じるので、未草と呼ばれていたものが

眠る蓮、ということで、睡蓮となったといわれる。

学名のNymphaeaは

ネニファール(古代エジプトのナヌファル(美)に由来する学名)と

フランスの画家、モネの推奨した、ギリシア神話に出てくる

水の精、Nymphea(ニンフ)の化身からきているという説があるそうだ。

俳句の世界では、睡蓮は、未草、睡蓮咲く、睡蓮の花

として、夏の季語となっている。

 

============================

当時から二十年過ぎた今の家では

睡蓮ではなく、奈良のお寺から種を取り寄せた蓮が植えられている

 

嘗て睡蓮が植えられていた鉢は中華街の中に有った

中国の食材を売る永楽というお店で買ったもの

 

蓮が植えられていた火鉢は夫の妹の家に遊びに行ったときに

分けて貰ったもの

 

当時、夫がモンゴルに行っていて、弁護士の逮捕でマンションを手放すことになり

小さな家を借りて住んでいた

 

政権が代わり、建築工事が激減し、元従業員の将来のことも考えて

夫と、夫の兄と相談して、夫の実家と相馬の間に家を見つけ

元の従業員と共に会社仕立ての農業を目指して、下見に行ったときに

義妹の家にも立ち寄り、その時に庭の隅に有った火鉢

 

その火鉢を見ながら、震災で避難して来た人の面倒をみていて手遅れになった

義妹の話を知人に話したら

たぶんその人はどんな状況でも手遅れになったんじゃないかなと言われた

 

納得は行かなかったが理解は出来た

 

自分自身を守るのは、最終的には自分自身だけなのだ、と

 

夫が庭師と化した後の今、火鉢の中には睡蓮も蓮も無く、目高が数匹泳いでいる

 

肝心の蓮は庭の隅に置いた衣装ケースに水を張った中にある

 

永楽で買った睡蓮鉢には数日前に目高を五匹買って入れた