今日は大正１４年３月２２日にラジオ放送が開始された日
私が勤めていた会社はテレビとラジオのCMや視聴率を企業に向けて
報じる業界紙の出版社
なので、キー局との関連局全てを把握しなければならない
１９７０年代には青森放送、テレビ神奈川、愛媛放送など
色々なテレビ局が事務所を開いていた
思えば私がラジオと関わりだしたのは
中学時代に先輩たちが米軍の基地あてに放送されているラジオから聞き出した
PPMやニール・セダカやリッキー・ネルソンやブレンダ・リー
などの歌を耳で聴きながら、三省堂の和英辞典片手に歌詞を綴っていた頃
The Cruel War is raging
中学の先輩が音楽室のある最上階への階段の途中で
夕陽を浴びながら歌っている姿のカッコよかったこと
当時のラジオは真空管で作ることが出来て
中学で工作を学んだ男子学生は
当時電気用品を売る商店街だった秋葉原まで部品を
買い出しに行くのが楽しみだったようだ
大正１４年は１９２５年
来年でラジオ開局から百年を迎える
今は、ケーブルテレビに加えて、ネットでの放送もあって
ラジオも割と簡単に開局出来る時代
例えば私個人でもMINIFMで電波法施工規則に触れなければ
特に許可を必要とせずに開局出来るし、実際、集合住宅の中で
住民向けのラジオ局を開いているところもある
地域でのラジオと言えば、昔夫の実家では組合無線というものがあり
夫の実家では黒電話がいきなり話し始めてびっくりしたことが有ったが
その組合自体も高年齢化で存続が難しくなっていると聞く
これから百年後にはどんなふうになっているのだろうか