檸檬 | ミナミのブログ

ミナミのブログ

のんびり、、まったり

昨日娘が十個入っていたといって檸檬を買ってきた

 

近くの農家で売られていた人参で檸檬の甘酢漬けを作るときに

使うでしょ、と

九個は使わないので乱切りにして冷凍庫に入れた

 

檸檬を切っていると台所が檸檬の香りで溢れている

 

檸檬で思い出されるのは

 

梶井基次郎の『檸檬』

作品の中で檸檬は書店を破壊する道具として使われる

 

高村光太郎の『智恵子抄』レモン哀歌

智恵子はそんなにも檸檬を待っていた

 

そして『君よ知るや南の国』

少女名作シリーズとして出版された本の題名

旅芸人の一座にいる男装の少女ミニョンが唄う歌

 

この歌は堀内健三を始めとして

森鴎外や髙橋健二など、多くのドイツ文学者に訳されている

 

原詩は

Kennst du das Land, wo die Zitronen blühn,

Im dunkeln Laub die Gold-Orangen glühn,

Ein sanfter Wind vom blauen Himmel weht,

Die Myrte still und hoch der Lorbeer steht?

Kennst du es wohl?

Dahin! dahin

Möcht ich mit dir, o mein Geliebter, ziehn.

 

Kennst du das Haus? Auf Säulen ruht sein Dach.

Es glänzt der Saal, es schimmert das Gemach,

Und Marmorbilder stehn und sehn mich an:

Was hat man dir, du armes Kind, getan?

 

レモンの咲く土地を知っていますか?
暗い葉の中で、黄金色が輝く、
青空から優しい風が吹く、
銀梅花はじっと高く立っています、月桂樹?
あなたはそれを知っていますか?
そこ!そこ
おお、わが愛する者よ、わたしもあなたといっしょに行きたい。

あなたは家を知っていますか?その屋根は柱にかかっています。
ホールがきらめき、部屋がきらめき、
そして、大理石の画像が立って私を見つめています。
可哀想な子よ、お前は何をされたんだ? 

=翻訳機から

 

嘗てこの詩を翻訳したくてドイツ語を勉強したことが有ったが

半年くらいで諦めた

 

夫は読むのは難しいが会話なら出来ると言っていたが

私は会話までには至らなかった 

 

今は翻訳機というものが上手に訳してくれるので

だいたいの内容は把握出来る

 

そのおかげで海外の情報も入手し易くなった

檸檬を乱切りにすると搾りやすいというのも

外国の人が載せた動画で覚えた

 

その分、海外の人が誤った情報を元に載せた動画で

間違った知識を覚えることもある

 

震災、戦争、災害 そして最近はアニメ作家の訃報を利用しての

フェイクニュースなど

 

正しい情報を得るには一旦パソコンの前から離れたほうが良い

 

ネット上で多くの識者がそう提言したのは

今インフルエンサーとして活躍している人が

2chという掲示板を作った1999年の頃

 

それより少し前は茸紅茶とかいろんな健康食品が伝聞される時代が有った

 

そう遠くない身近なところでも、何々が何々らしいという

伝聞はよく聞く

ネットニュースでも盛んに何々らしいと報じている

 

どうも日本人は伝聞に弱いらしい

 

 

ミニョンの歌にはもう一つゲーテの歌曲Lied der Mignonがある

 

Lied der Mignon

Nur wer die Sehnsucht kennt,
Weiß, was ich leide!
Allein und abgetrennt von aller Freude,
Seh' ich ans Firmament nach jener Seite.

 

憧れを知る者だけが、
私が何に苦しんでいるか知ってください!
孤独で、すべての喜びから切り離され、
向こう側には大空が広がっている

=翻訳機から

 

檸檬の香り漂う部屋で飲む100パック入りのセイロン紅茶は実に美味しい