伸るか反るか | ミナミのブログ

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のんびり、、まったり

2009年2月に書いた記事

 

昨年来話題になった事務所の内容が有ったのでもう一度載せてみました

 

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平成12年に、氷川きよしさんが

コロンビア90周年記念としてデビューした日ということで
先ほどテレビで、当の氷川さんがデビュー当時の決意と苦労を語っていました。


確かに一つの事業を起こすには、伸るか反るかの決意が必要とされます。

この伸るか反るか、日置昌一という方の書によると
ノルカ、ソルカは、元々は、南方語(泰とか越南とか)で、
ヌルカ(地獄)と、ソルガ(天国)を意味する言葉が転訛したものなんだそうです。


自分の歌声を不特定多数の人に好んでもらえるか否かは

新人歌手にとって天国か地獄。

新人歌手といえば
数年前、夫の兄が書物を処分していたので

そこにあった平凡出版の歌のバカンスショーという雑誌を貰ってきたものが

本棚にあったので先ほど見てみると、表紙には初々しい男性が四人。

それぞれに、真家ひろみさん、中谷良さん、あおい輝彦さん、飯野おさみさん

と書かれていました。
たぶん初代ジャニーズだと思います。

そのジャニーズの歌を作詞したのは、なんと

(2009年当時)現東京都知事⇔石原慎太郎氏

で、その歌詞は、掻い摘んで書くと

 

焔のカーブが待っている×三回 ロック×何回か
おいかけろ×7回 …俺たちゃ気狂いレーサーだ… 

ヘアピンカーブが待っている×三回

まさに伸るか反るかのカーレース。

当時はさぞかし若い女性を熱狂させたことでしょうね。

☆☆写真の真ん中が真家ひろみさん、左の一番上が、中谷良さん、

真ん中があおい輝彦さん、下が、飯野おさむさん、だそうです。☆☆

(※YAHOOブログなので写真は保存されていませんでした)

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この雑誌には当時のタレントの住まいがそれぞれに載せられていて

特に当時新人の都はるみさんに関しては

住んでいるアパートの住所、部屋番号持っている服、下駄に至るまで

事細かく書かれていた

 

思えば私が出版社に行っている頃

紳士録というものに似せた

タレント名鑑というものがあって、業界のみならず

一般人も買うことが出来たと記憶している

 

紳士録というものは福沢諭吉の提唱により

交詢社という社交クラブの団体で作られた名鑑で

交詢社は私が勤めていた会社のすぐ近くにあって

今も交詢社通りという名前が残っていると思う

 

この紳士録には母の姉の夫と、母の上の弟が名前を連ねていたので

たぶん、そのあたりの人が選ばれたのだと思う

 

バブル後期に、紳士録詐欺というものがあり

会社経営者に、お金を出せば紳士録に載せますといい

当人のプロフィールを載せた百冊分の代金を貰うという

もっともらしい商談で、我が夫のところにも言って来た

 

経営者情報は当時法務局に行けば誰でも簡単に閲覧出来たものだが

今はどうなのだろうか

 

この夫、国がせっかくなんとか褒章をくださるというのに

まだ若いからと断るような欲のない人なので

当然紳士などという烏滸がましい仲間には入りたくないとお断りしていた

 

なんとか褒章を貰えれば、園遊会にもいかれたかもしれないと思ったが

そのくらいの勲章ではどこかで集まってパーティをして終わりだと聞いて

私も貰わなくていいかなと思ったが

同時期に貰った方々が記念にと菊の絵を模した黒塗りの文箱を作るというので

我が家でも作り

入れておくものが無いので、農協から貰った

天皇陛下御在位六十年記念のやはり菊の模様の朱肉入れが入っているが

黒塗りに金色の菊だけで何故か神々しくなるから不思議だ

 

昭和の時代は個人情報について、なんとも杜撰な時代だったとしみじみと思う

 

今は芸人でさえも個人的に簡単に伸るか反るかの状況になる時代

うっかりと個人情報を曝したりすれば、そのリスクは計り知れない

 

その分隣の人の情報も全く入らなくなり、付き合いも希薄になって行く

伸るか反るか

そんな気持ちで付き合うことも無くなったと言えばそうなのだけど

 

お仕着せの仕事をして、生ぬるい中で生きて安泰を感じるか

ヌルカ(地獄)ソルガ(天国)の生き方をするか