お詫び | ミナミのブログ

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のんびり、、まったり

1077年1月25日 皇帝ハインリッヒ4世が破門されたことを

謝罪するために厳しい冬のアルプスを越えて、カノッサの城の前に立った

 

こに出来事は「カノッサの屈辱」として歴史に名を残し

後に1月25日をお詫びの日とされた

 

簡単に言えばローマ法王とローマ教皇とが主導権争いをして

法王ハインリッヒの襲撃を恐れた教皇グレゴリウス7世がカノッサ城に逃げて

諸侯から突き上げを食らったハインリッヒがアルプスを越えて

カノッサまでお詫びに行って許して貰ったという話

 

なので何か許しを請いたい人は、今日、誠実にお詫びをして

 

誰に向かってお詫びをするのかは分からないが

今年はいろいろと詫びなければならない人がたくさんいるようだ

ただ、拡声器を使って、巷で民衆を集めてお詫びするのは

煩いからやめて欲しい

嘗ての総司令官も言っていたではないか

老兵は死なず ただ消え去るのみ、と

 

ハインリッヒというと建設業を営む者にとって

自分自身の保身よりも重要な法則がある

 

300の単純ミスが29の小さな事故を起こし、1つの重大事故に繋がる

 

これはアメリカの損害補償会社に勤める

ハーバード・ウイリアム・ハインリッヒという保険の調査委員を務める人が

1929年に出版した論文の中に書かれていたことだそうだが

ヒヤリ・ハットという表現で1980年代には工事現場から下請けに通達が来ていた

 

単純な300のミスのうちに改善しないと、最終的な、一つの事故になると

お詫びなどという、人情論では済まなくなる

 

たとえば教皇グレゴリウス7世に謝らなければならなくても

冬の山道は危険で、遭難すれば救助の人を頼まなけれまならず

 

その救助の人が二重遭難の被害に遭ったり

高速道路もだいたいが山を切り崩しているから、少々高めの場所にあり

ほんの少しの降雪で車が停まったりして

第三者の迷惑をかけることになるので

荒天だから外出を控てというテレビからの

ヒヤリハット推進を受けたあたりで

不要不急でない、車や電車での外出は控えたほうが良いと思う

 

義理あるお付き合いで呼ばれたとしても

お詫びで済んでいるうちに止めればよかったなんてことになるから