嗅覚が若干戻ったことで、食欲も出てきました。
砂を噛むようなって言葉が有りますが、食べ物というのは味覚と嗅覚が機能して初めて美味しいという自覚が湧くのだとしみじみ思います。
コロナと言えば、まだコロナが認められる前に、武漢から帰国した人との会話のあとに酷い風邪をひいて、あれは絶対コロナだ。2019年のうちには既に蔓延してたんだなんて密かに思っていたけど、実際にコロナに罹ってみると、全く別物だということが良く分かりました。
長い間生きてきて、こんな状況は初めてです。
空気の抜けた風船を押しているような手応えの無い感覚。
最悪な時は気を失うような睡魔に襲われて、気が付けは体温計を脇に挿したままだったり。嗅覚の回復とともに寝落ちすることもなく、朝はいつも通りの時間に目覚めて。
もう二度とこのような経験はしたくないので、人が行き交う場所ではちゃんとマスクをして暮らそうと決意を新たにした9月9日、重陽の節句です。