団塊の世代と言われる約800万の中の一人の男が夢を見てその夢を叶えた話(2006) | ミナミのブログ

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のんびり、、まったり

夫はモンゴルに行くたびに新しいカメラを持っていくのですが

それは、毎回、働いている若者たちに写すのを任せていると

いつの間にか本体が無くなり、現像された写真だけが戻ってきたからです。

 

かつてアジアの大地を歩いてきた夫にはそのことは特に珍しくもなかったようです。

そこにあるものは自分のものという感覚。

社名売りのヘルメットさえ路上で売られていることもあり

会社の人が買い戻してくることが有ったり。

 

思えば大陸の世界は紀元前から多くの民族の戦いと征服が繰り返されていたために

所有物という概念自体があまりないのかもしれません。

モンゴルで働く子達も大陸の、大草原という自然の中で生育っている訳ですから

日本の常識を持って考えること自体無理があるのかも知れません。

2700年近くほぼ単体の民族が住み続けている日本は、世界の歴史からしてると奇跡の国だとも思えます。

 

夫はしかし元々従業員に対しても叱責をしたことは一度もありませんでした。

 

十年をかけて一人前になった従業員が現場で

うちの会社は奥さんが一番怖い、というほど、穏やかな人間です。

 

その怖い奥さんが離婚をしようとしたとき、彼らが個々にやって来て

奥さんが離婚するなら、僕は会社を辞めます、といってきた時

私はこの人たちと関われて幸せだと思ったと同時に

彼らをこんな風に育てたのはやはり夫の技量なのだと、改めて思いました。

 

なので、夫の母に夫婦のことで嫌な思いをさせてしまったことの詫び状を書きました。

 

夫がモンゴルに行った翌年、かの横綱がサッカーをされたという

モンゴルの国立競技場でナーダムが有り

 

持ち帰った写真の中に、こんなものがありました。

夫は思わず、日本から取材が来ているのかと思ったそうです

 

因みに翌年の2007年のナーダムには世界中の取材陣が来ていたそうです。