団塊の世代と言われる約800万の中の一人の男が夢を見てその夢を叶えた話(米穀通帳と配給) | ミナミのブログ

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のんびり、、まったり

敗戦の色が濃くなった日本ではいろんなものが統制され

毎日の食事や服や、靴までも配給により庶民の手に渡り

 

瑞穂の国でありながらあ米さえも配給以外は個人的な売買さえ禁止され

それを管理するために一般用米穀類購入通帳というものが発行されたそうです。
 

その中には、旅先で米を買うためのキップの付いた旅行者用穀類購入通帳や

職場加配用米穀類購入通帳、労務者加配用米穀類購入通帳などがあり、

それを持ってお米を買ったり食堂でご飯を食べたりしたそうです。
 

地方自治体で発行される米穀通帳はまた身分証明にもなり、

就職や転居するときには届け出が必要であり
銀行で口座を作るときにも利用され。

 

今でいうマイナンバーみたいなものでしょうか。
 

1942年の第二次世界大戦中に発行されたその通帳は
都会では早めに廃止され、私は持ったことが無かったのですが
バブルと言われる好景気の昭和53年に漸く正式に廃止されています。
 

銀行などでは1970年代まで個人に対する証明書として通じたとか。
 

私の実家の、釣り船商店街の外れにあった家の奥には
裏表から開けられ、隠し天井が施された押入れがありました。
 

前に住んでいた人が釣り船を営んでいて

釣り船で沖に出て、千葉県の人から仕入れたヤミ米を隠していたと聞いて
 

事実を知れば不謹慎な話だけど
突然映画で見るような手入れ(ヤミ米取り締まりの警察)が来たりしないかと
妙にワクワクした思い出があります。