
(かの地での雪の日の風景です。この日も本牧に積雪は無いと娘から電話がありましたっけ)
昨日の朝、家の外に出ると、砂利の上を歩くような音がして、日が差すと、凍結した路面がキラキラと輝いていました。
それでも、バス通りまで出ると、寒さは厳しくても、雪の気配など全くなくてです。
今から三年前まで住んでいた土地は、北側斜面で、近くの地蔵尊など、浜の高野山と呼ばれたほどの場所で、
尚且つ、丹沢卸が吹くという、避暑地のような場所だったので、夏などは、他所から帰ると、心なしか、ひんやりと感じられたほどで、
いざ雪でも降ろうものなら、タクシーもやって来ず、陸の孤島化しそうな場所でした。
ある年、その年も雪が降って、近くの寮に住んでいる会社の子達が、車も出せず、現場にもいけない、ということで、朝から事務所で集って雑談していると、取引先から電話があって、雪で車が出ない、というと、どこの山奥に住んでいるんだ!?
こっちには雪の欠片もないぞ!って。
それ以来、どれだけ積雪があっても、現場に行くようになったんですけど、そうなってから、彼の地が、横浜市内としては、特別寒いんだっていうのを改めて認識させられた思い出があります。
そういえば、この町では、坂道の途中に、林檎と蜜柑が生る家がある、珍しい町だと、この地の先住民が教えてくれたことがありました。
一つの家の敷地で、北国の果物と、温暖な気候で育つ果物が実る、というのは、確かに珍しいことだと思います。