チューリップ祭 | ミナミのブログ

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のんびり、、まったり

本日と明日(正確には昨日から) ブルーライン関内、もしくはみなとみらい線の日本大通駅最寄の
横浜公園ではチューリップ祭りが行われます。中区の情報では、本日あたり見頃かと思われます。
チューリップの名前の語源は、荒俣宏さんのおもしろ毛髪雑学によると、チューリップは元々トルコ原産で、
トルコ人が被るターバン(Tulipam)からきているそうなのですが、ものの本によるとトルコでは、しかしながらチューリップを、Laleと呼んでいるそうです。
 
オランダに渡ったこのチューリップはその美しさが愛好家たちの心を擽り、それに目をつけた
投資家の投機目的とされ、バブル景気という状況を世界で一番最初に作り出したのだとか。
1634年から始まった、このチューリップ景気は1637年には、大暴落という形で終わりを告げてしまいましたとさ。
 
バブルといえば、その昔、夫の会社と取引のある、富山県に本社のある会社から、
毎年、チューリップの球根が届けられて、ある年、当時の花屋さんにも売られていないような
花が咲いて、凄い!と思ったことがあります。 
あとから知ったその花の名はパロット(鸚鵡)だったと思いますが、当時その花を送ってくれたところに問い合わせたら、狂い咲きです、って言われたような・・・。
 
因みに良く見かける花の和名は  デージー雛菊 シネラリア白妙菊 富貴菊 蕗菊 蕗桜
アネモネ紅花翁草 はないちげ ぼたんいちげ フリージア浅黄水仙 香雪蘭  
ロベリア瑠璃蝶々 ヘリオトロープにおいむらさき 香水木  パンジー遊蝶花 胡蝶花
シクラメン篝火草  ヒヤシンス風信子 夜香蘭 錦百合 スイートピー麝香連理草 麝香豌豆 
ストック 紫羅欄花(あらせいとう)※花大根とか紫花菜という諸葛菜(しょかっさい)はおおあらせいとう
 
そして、和名でなじんでいる花、金盞花はカレンジュラ 
喇叭水仙はダッフォディル daffodilとは、鮮黄色, 金糸雀色という意味
花簪(はなかんざし) ローダンセ (Rhodanthe 薔薇色の花)
勿忘草(わすれなぐさ) 藍微塵(あいみじん) ミヨソティス Myosotis(鼠の耳) 
英名ではAlpine Forget‐me‐not Alpineとはアルプスのというより、高山のとか深山のという意味
 
和名が勿忘草となったのは、英名のForget-me-notであり、英名は、独逸語の、Vergißmeinnichtから来ているそうで、その名の由来は、騎士ルドルフが、ドナウ川の岸辺に咲いているこの花を、恋人ベルタのために摘もうとして川に流れてしまい、この花を岸辺のベルタに投げて、
私を忘れないでくださいと言った、という話からきているそうです。
 
この話のあと上田敏の海潮音の わすれなぐさ を読むと、なんとなく虚しくなる私です。
ながれのきしのひともとは みそらのいろのみずあさぎ
なみことごとくくちづけし はたことごとくわすれゆく
原詩
Ein Blumchen steht am Strom
Blau wie des Himmels Dom
Und jede Welle kust es
Und jede auch vergist es

藍微塵は俳句の季語集にあったのですが、作者が花の咲く様を見た造語ではないかと思われます。
 
石原八束の句に 藍微塵遠き師の恋歌の恋 というものがありますが、このような恋を詠う句は、
恋の句として仕分けされて、芭蕉の頃からあったというのを、恥ずかしながらつい最近知った私です。
芭蕉の言う恋句の定義は、恋の情意が感じられなければならないそうです。また、猫の恋とは違って人の恋には、定座、決まった季節が無いそうです
 
わっすれられないの、あの人が好きよ~♪ってのが恋の季節ですね。
 
チューリップの和名は、鬱金香 または 牡丹百合 ですイメージ 1イメージ 2イメージ 3イメージ 4イメージ 5
@2009年横浜公園チューリップ祭