大崎市松山といえば茂庭家御霊屋がある縁の地ですが,綱元様と料理に関してこんなエピソードが残っています。
※下記のエピソードは創作された逸話という説があります。
明治時代に創作された逸話を昭和に伊達治家記録の情報を追加して史実味を増した可能性があります。
史実とは限りませんのでご留意ください。
伊達政宗公の五男,卯松丸様(のちの伊達宗綱様)の元服の儀式の際に,後見人だった綱元様がおもてなしをしました。
能やお茶,そして料理のもてなしを受けた政宗公は「料理が質素だった」と不満をこぼします。
すると,綱元様は「かつて“天下泰平の世となったら,小豆飯に芋の子汁,鰯の焼き物が食べたい”と仰っていたではないですか!」と料理に込めた思いを説明。
政宗公は綱元様に詫びるとともに,忠臣と褒めたたえたと言います。
そんなエピソードを元にした「茂庭御膳」が食べられるのは下記の3店舗です。(要予約)
・割烹江戸川〔和食御膳〕 宮城県大崎市松山千石字松山419 電話0229(55)2028

・華の蔵(松山酒ミュージアム内)〔蕎麦御膳〕 宮城県大崎市松山千石字松山242-1 電話0229(55)2700

・寿司の蔵〔寿司御膳〕 宮城県大崎市松山千石字松山234 電話0229 (55)3858

お店によって内容が異なるようなので,全制覇してみたいですね。
参考:大崎市広報「おおさき」5月号