宮城県慶長使節船ミュージアムサン・ファン館にてH23.10.29にスペイン協会との「友好400年記念植樹式」が執り行われました。
下記はスペイン大使からのメッセージです。
駐日スペイン大使として、宮城スペイン協会と宮城県慶長使節船ミュージアムの「慶長使節出帆記念行事」において、「友好400年記念植樹式」を開催されますことを大変嬉しく思います。
はじめに、2011年3月11日に起きました大震災により、石巻地方では3,000人以上の犠牲者と700名の不明者がおりますこと、心よりお悔やみ申し上げます。
また、日本国民がいかなる状況下でも常に平静を保ち、威厳ある行動を取っているのを目の当りにし、私自身石巻が早い復興を成し遂げることと確信しております。
スペインも日本を常に応援し、皆さん日本国民の素晴らしさに感銘を受けております。
宮城県慶長使節船ミュージアムの被害についても、大変悲しいことであり、駐日スペイン大使館としても当館の修繕、復興を支援させていただき、お役に立てればと願っております。
日本とスペインは長い友好の歴史を共有しております。
2008年11月に公式来日しましたスペインの国王陛下も申しておりましたように、日本とスペインは「500年対話を続けており、お互いの文化の素晴らしさを感じております」。
この友情は、セバスチアン・ビスカイノ使節団が仙台を訪問してから今年で400周年を迎えますところに反映されております。
また、1613年に慶長使節団がスペインを訪問してから400年となる2013~2014年には「日本においてのスペイン年」が予定されており、文化、科学技術、経済商務、観光関係の行事が多く行われることになりますので、これにより両国の関係は更に強化されることでしょう。
最後に、宮城県および慶長使節船ミュージアムの早い復興を願い、日本とスペインの友好400年記念植樹式の開催に際して、祝福の意をお伝え申し上げます。
ミゲル・アンヘル・ナバロ・ポルテラ
駐日スペイン大使