「オーム・シャンティ・オーム」第二幕はますます盛り上がって行きます。
プレスリリースに向けてサンディの稽古が連日行われているものの彼女は演技の経験の全く無い素人ですし、本人はやる気があっても空回りしています。
ここではベラがあらゆる意味で大活躍します。元々は脇役(と言うより大部屋)女優ですから、サンディの演技指導に尚更力を入れていますが、この演技指導が思い切りギャグ化けしてしまいます。少なくとも先月22日の公演ではブルゾンちえみネタになっていたそうですが、28日公演では吉本新喜劇的なものがありました。勿論、下ネタに走る事は一切ありませんでした。元ネタの映画でも場面は違いますが、ベラの演技過剰ぶりが笑いを誘います。
サンディが上手く行かない様子に焦ってつい彼女に怒鳴るオームですが、その様子を見たベラに叱られてしまいます。パップーにも諭されてしまったオームは撮影所を飛び出したサンディに「オーム・シャンティ・オーム」に纏わる過去の経緯を話し、サンディは改めてやる気を取り戻すのでした。
一方、ムケーシュは、オームが何か企んでいるのではとの疑念を持っていますが、この場面でムケーシュが歌う「バラ色の人生」では彼が映画界で出世する迄の過去が歌われます。元ネタの映画ではムケーシュのその過去の話は一切ありませんが、この宝塚版オリジナルの歌では、第一幕で彼が「闇を這いずり回り…」と言っていた詳細がわかりますが、内容がジョージ秋山の「銭ゲバ」を彷彿させる代物です。
第二幕の行方は…
この続きはまた明日。すっかり朝になりましたので、今日はこの辺りで。